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Layla&AngieやAK500Nも展示

【独HIGH END】Astell&Kern、最上位ハイレゾプレーヤー「AK380」実機を披露 −「AK Jr」も出展

公開日 2015/05/15 11:08 編集部:小澤貴信
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ヨーロッパ最大のオーディオイベント「HIGH END」が現地時間14日に開幕した。例年にない盛り上がりを見せる今回は、ハイエンドオーディオはもちろん、ポータブルオーディオやヘッドホン関連のブランドも多数出展。続々と新製品を披露している。

Astell&Kern「AK380」

大規模ブースを構えたAstell&Kernは、日本時間14日に発表されたハイレゾポータブルオーディオプレーヤーの最上位モデル「AK380」(関連ニュース)を早速披露した。

手に持ったときのサイズ感は上の写真のような感じ。ボディはずっしりと重い

選曲を行う際のUI

「プロフェッショナルモデル」をコンセプトとしている本機は、さらなる音質のブラッシュアップを行うと共に、20バンドのパラメトリックEQなどの機能を搭載することが特徴だ。ボディには航空機グレードのジェラルミンが用いられている。

上部に3.5mm端子と2.5mm端子を搭載

下部にmicro USB端子を備えるのは他のAKシリーズ機と同じ


パラメトリックEQの画面。詳細なEQ設定が可能な点もプロ向けたるゆえんなのだという

DACは旭化成エレクトロニクス「AKM AK4490」をデュアル構成で搭載。内蔵メモリーは256GBで、microSDカードスロットも搭載する。電圧制御水晶発振器などの搭載により、0.2psという低ジッターも実現している。PCMは最大384kHz/32bit、DSDは5.6MHz・2.8MHzのネイティブ再生が行える。なお、発売時期や価格は欧州でも決定し次第発表するとしている。

また、先日発表されたハイレゾオーディオプレーヤーのエントリーモデル「AK Jr」(関連ニュース)も出展された。

Astell&Kern「AK Jr」


実際に手に取ってみるとその薄さがわかる
厚さ8.9mm・質量98gの軽量薄型ボディが特徴で、最大192kHz/32bit PCM、最大2.8MHz DSDの再生に対応。DACはウォルフソン製のDAC「WM8740」1基搭載する。ヘッドホン出力は3.5mmステレオミニ端子を搭載する。

会場には、AKシリーズのハイレゾプレーヤー各モデルに加えて、据え置きタイプのSSD内蔵ネットワークオーディオプレーヤー「AK500N」も出展。専用の視聴ブースを構えて、同シリーズのアンプ「AK500A」、強化電源「AK500P」と組み合わせてのデモンストレーションも実施されていた。

AK500NはAK500A、AK500Pと組み合わせて出展。本格的な視聴ブースを設けてのデモも行われていた

またAstell&KernとJH Audioの協業によるハイエンド・イヤホン「Layla」「Angie」も出展されていた。

JH AudioとAstell&Kernの協業イヤホン「Layla」(左)と「Angie」(右)

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