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「世界最高クラスの高圧縮を実現」

HEVC対応・4K/60pリアルタイムエンコーダーが出荷開始

公開日 2015/04/06 18:06 編集部:小澤 麻実
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(株)ソシオネクストは、HEVC/H.265で4K/60p映像をリアルタイムエンコードする製品を発表。4月3日からサンプル出荷を開始した。ラインナップは、世界初のリアルタイムエンコーダーLSI「MB86M31」と、評価用ボード「MB86M31-EVB」、ドライバーアプリケーション開発環境(SDK)。量産開始は8月を予定しているという。

4KリアルタイムエンコーダーLSI「MB86M31」

評価用ボード「MB86M31-EVB」

ソシオネクストは、富士通(株)とパナソニック(株)両社のシステムLSI事業を統合して今年3月に設立された新会社。LSI「MB86M31」は、富士通研究所との共同開発によるHEVCエンコーダーコアを搭載。従来の配信向けなどに用いられている4:2:0と比較して2倍の色情報を持つYUV 4:2:2 10bitでのエンコードにも対応する。「高画質を維持したまま世界最高クラスの高圧縮を実現する」とアピールしている。

HEVCでのリアルタイムエンコードを行うためには複数の高性能プロセッサーによる並列処理が必要だった。しかし「MB86M31」はこの処理を1チップで実施。これにより体積20分の1、消費電力150分の1とコンパクト化。性能比は1,000倍にもなるという。

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