パナソニック、気軽に高画質を楽しめる4Kテレビ入門機「AX700」シリーズ

既報のとおり、パナソニックは4K VIERAのラインナップを一気に拡充。新たに「AX900」シリーズと「AX700」シリーズを10月17日に発売する。本稿ではAX700シリーズについてお伝えしよう。

【AX700シリーズ】
　・「TH-55AX700」￥OPEN（30万円前後）
　・「TH-48AX700」￥OPEN（25万円前後）
　・「TH-40AX700」￥OPEN（20万円前後）

AX700は4K VIERAのエントリーモデルという位置づけで、55型/48型/40型の3サイズを用意。パネルはすべてVAとなる。バックライトはLEDだが、エッジライト方式。

超解像技術やフレーム補間技術により、4K映像はもちろんHD映像も美しく楽しめるのが特徴のひとつ。

入力された映像信号を、信号レベルで超解像を行う「リマスター超解像」と、映像の質感を高める「ディテール超解像」を組み合わせて補正を行う超解像技術「4Kファインリマスターエンジン」により、デジタル放送やBDソフトなどの2Kコンテンツも高画質化することが可能。

また、「4Kフレームクリエーション」機能を搭載。動画の映像を解析し、動きを予測して新しいコマを補間する。加えて、バックライトの領域を分割して映像に合わせてブロックのバックライトを順次オフにし、黒を挿入した発光を行う。これにより、残像感を低減し動きの速い映像もクッキリ描写できるという。

HDMI端子は3系統搭載し、全て規格は2.0で4K60p（4:4:4）入力に対応。HDCP2.2にも対応している。なお、HEVCデコーダーは非搭載となる。

チューナーは地上/BS/110度CSデジタル放送を2系統搭載。USB-HDD（SeeQVaultにも対応）への録画も可能だ。

好みの番組や情報を一覧表示できる「マイチャンネル」機能も用意。音声操作にも対応する。AX700シリーズはマイクやカメラを内蔵していないため、付属のリモコンに内蔵されたマイクに話しかけて操作する方式。

またリモート視聴にも対応し、外出先でテレビを楽しむこともできる。専用アプリ「Panasonic Media Access」（iOS版配布中／Android版は10月上旬配布予定）を使い、放送中の番組やAX900に接続したHDDに録画した番組を、スマホ／タブレットに転送して視聴することができる。画質は720p（3.5Mbps/1.5Mbps）、VGA（650kbps）、QVGA（400kbps）から選択するかたち。最大6台までの機器登録が可能。同時に宅外の2端末以上からは閲覧できない。

スピーカーはフルレンジのものを2個内蔵する。実用最大出力は総合20W。