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8K/120Hz映像デモも

NHK、EテレやBS1/BSプレミアムでもハイブリッドキャストを開始

公開日 2014/09/04 19:04 ファイル・ウェブ編集部
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NHKは、「NHK Hybridcast」(ハイブリッドキャスト)のサービスを拡充し、Eテレ、BS1、BSプレミアムでも今年度後半期からサービス対応を始めると発表した。

ハイブリッドキャストは現在、総合テレビ「あさイチ」で、同サービス連動の双方向クイズコーナー「スゴ技Q」を展開中。この対象番組を拡大し、Eテレ「しごとの基礎英語」、BS1 「Biz+サンデー」、BSプレミアム 「世界ふれあい街歩き」でもハイブリッドキャスト対応コンテンツの提供を行う。

「Biz+サンデー」での提供イメージ

Eテレ「しごとの基礎英語」では9月29日(月)からサービス開始予定で、テレビとタブレットを併用してテキスト情報と連動した学習を行えるようにする。番組中のセリフを文字で確認しながら楽しめるほか、セカンドスクリーンを使えば、前回までのキーフレーズを音声とともに確認することができるという。

BS1 「Biz+サンデー」でのサービス開始は10月5日(日)からを予定。こちらでは、“タイムライン”と“早戻し”で情報をよりわかりやすく、より深く提供していくという。画面左側に表示されるタイムラインには、番組に登場する経済用語の解説、関連ニュースやグラフ、出演者紹介など補足のお役立ち情報が、放送にあわせて随時更新される。また「早戻し再生ボタン」が表示され、放送中、いつでも戻して番組を見直すことができるようになる。

BSプレミアム 「世界ふれあい街歩き」では、10月7日(火)からの開始を予定。「セカンドスクリーンが“旅のフォトブック”になる」とし、テレビ画面では訪れた街の通り・名所旧跡や出会った人の情報が表示される。そしてセカンドスクリーンには、スタッフが撮影したスナップショットなどが、番組の進行に合わせて提供される。

また、総合テレビ「あさイチ」11月から「夢の3シェフNEO」&「夢の3シェフグラン」のコーナー(火曜日)もハイブリッドキャスト対応になる。


またNHKでは、同協会が開発した120Hzの8Kスーパーハイビジョンカメラの撮影映像をオランダで12日から開催されるIBC2014で公開することも発表した。

ワールドカップでの撮影の様子

120Hzの8Kスーパーハイビジョンカメラの撮影映像は、ブラジルで開催された「2014 FIFA ワールドカップブラジル」において、FIFAと共同で8Kの制作を実施し、その中で、フレーム周波数120Hz超小型8Kcubeカメラを使用して選手達のプレーを撮影したもの。「スピード感あるプレーや迫力あるシュートシーンなどを、従来のフレーム周波数60Hzカメラと比較して、より鮮明で滑らかな映像として撮影できた」としている。

映像は、9月12日(金)〜16日(火) にオランダ・アムステルダムで開催される欧州最大の放送機器展示会IBC2014で公開。なお、世界で初めての公開となる。

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