パイオニア、スリムな5.1chシアターシステム − フロアスタンドと小型ブックシェルフの2機種

パイオニアは、ホームシアターシステムの新製品として、サウンドバータイプの「HTP-SB760」「HTP-SB560」と、セパレートタイプの「HTP-S767」「HTP-S363」の計4モデルを8月下旬より発売する。本稿ではリアル5.1chのセパレートタイプ2製品について紹介する。

・HTP-S767　￥OPEN（予想実売価格57,000円前後）
・HTP-S363　￥OPEN（予想実売価格38,000円前後）

■フロアスタンドと小型ブックシェルフの2機種をラインナップ

リアル5.1chシステムタイプは、スリムなフロアスタンディングスピーカーを採用したHTP-S767と、コンパクトなスピーカーを採用したHTP-S363の2モデル。サブウーファーにアンプを内蔵しており、総合出力はどちらも140W。Bluetoothも内蔵し、aptXやAACコーデック、NFCなどにも対応している。また、音声フォーマットでは、ドルビーTrueHDやDTS-HDなどにも対応している。

センタースピーカーには高音域の感度を上げて歪みを低減させる銅キャップを採用した「ワイドバンドフルレンジユニット」を搭載。これにより、高音をクリアに再生することでセリフを聞きとりやすくしたとしている。

Bluetoothでは、スマートフォンに保存した音楽に好みのエフェクトを加えてアレンジしたり、曲のテンポを変えることができるアプリケーション「Pioneer Wireless Streaming」にも対応。同アプリでアレンジした音楽を本機で再生して楽しむことができる。

HDMI2.0に準拠したHDMI端子（入力3、出力1）を装備し、4K映像信号のパススルー伝送に対応。ARCやHDMI CEC機能にも対応している。また、“音のズレ”を補正する独自技術「フェイズコントロール」により、サブウーファーからの低音の遅れを解消するという。くわえて「バーチャル3Dサウンド」など、8種類のサラウンドモードを搭載している。

音声モードには、映画や音楽、ゲームなど臨場感のあるコンテンツを再生する際に、重低音を損なわずに振動や音漏れを低減する「マナーモード1」と、ニュースやバラエティなど人の声が中心の番組を見る際に、低音成分そのものをカットする「マナーモード2」を搭載。また、本機に接続したヘッドホンでサラウンド音声を楽しめる「PHONES SURROUNDモード」も搭載している。

フロアスタンドスピーカーを採用したHTP-S767は、6.6cmコーン型ウーファーと2.6cmセミドームトゥイーターを組み合わせた2wayスピーカーシステムをフロントスピーカーに搭載。サラウンドスピーカーには6.6cmコーン型ユニットを搭載している。

一方のHTP-S363は6.6 cmコーン型ユニット1基による、外形寸法95W×80H×90Dmmというコンパクトなスピーカーでフロントとサラウンドバックを構成。スピーカーは壁掛けにも対応するほか、サラウンドスピーカーとフロントスピーカーを重ねて前方に設置してもサラウンド感を再現する、独自のサラウンド技術「フロントサラウンド・アドバンス」を搭載するなどして、設置場所の自由度を高めている。