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1/2.9型Exmor CMOSイメージセンサーを搭載

ソニー、眼科検査用の顕微鏡に対応したフルHDビデオカメラ

公開日 2014/04/01 16:37 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、眼科検査用の顕微鏡(スリットランプ)に装着して、顕微鏡を覗く医師と同様の映像を高精細なフルHDで撮影できるフルHDビデオカメラ「MCC-500MD」を本日より発売開始した。価格はオープンだが、720,000円前後での実売が予想される。

「MCC-500MD」

本機は、コンパクトなカメラユニット1台とコントロールユニット1台で構成。放送・業務用のカメラで培った技術ノウハウを用いることで、眼科検査映像に求められる精密な映像調整をコントロールユニットで調整することが可能。特にスリットランプ特有の暗部と明部のコントラストの大きい映像の撮影に対応している。

スリットランプは、眼科検査用の顕微鏡で、前眼部(角膜、水晶体、結膜など)の観察に用いられるもの。一般的に、スリットランプで前眼部を検査する際は、検査室内を暗くし患者の眼に強いスリット状の光を当てた映像を観察し、傷や炎症の確認を行う。よって、その映像は暗い背景に明るい被写体が映し出されるものとなるため、撮影するカメラにはダイナミックレンジの広さ、高い感度などが求められる。

本機は、1/2.9型Exmor CMOSイメージセンサー(有効画素数207万画素)を搭載。F値5.6の高感度と55dB(デシベル)の低ノイズを実現し、微細な情報を高精細に撮影することができる。搭載しているCMOSイメージセンサーは色分解性能に優れており色階調を豊かに表現できるため、眼科手術顕微鏡にも対応が可能だという。

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