HOME > ニュース > iOSアプリ「DiXiM Digital TV」、DIGA/nasneからの番組持ち出しに対応

チャプタースキップにも対応

iOSアプリ「DiXiM Digital TV」、DIGA/nasneからの番組持ち出しに対応

2013/11/30 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)デジオンは、iOS向けアプリ「DiXiM Digital TV for iOS」をアップデートし、バージョン3.0.0を本日公開。新たに番組持ち出しなどに対応した。

対応OSはiOS 5.1.1、iOS 6.0.1以降、iOS 7.0.4以降。対応機器はiPhoneがiPhone 4S、iPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5c。iPadは第2世代、第3世代、第4世代、iPad Air、iPad mini、iPad Air Retinaディスプレイモデルとなる。さらに第5世代iPod touchにも対応している。

「DiXiM Digital TV for iOS」は1,000円で販売している有料アプリで、既存ユーザーには無料バージョンアップでVer 3.0.0を提供する。今回の新機能である番組持ち出しを利用するには、「宅外視聴プレミアム」というアプリ内課金のアドオン機能を追加する必要があり、アドオン価格は500円。

なお「宅外視聴プレミアム」はこれまで「DiXiMリモートアクセスサービス」と呼んでいたアドオンと同じもので、名称を変更した。宅外視聴プレミアムでは、DiXiMリモートアクセスサービスで実現した、DTCP+を使ったリモート視聴機能に加え、番組持ち出し機能も利用できる。DiXiMリモートアクセスサービスのアドオンをすでに購入しているユーザーは、自動的に宅外視聴プレミアムのアドオンとなり、両機能が使えるようになる。

録画番組の持ち出しはWi-Fi経由で行える。同機能が利用できる機器はDIGAが多く、2011年2月に発売した2011年春モデル(DMR-BZTx00)以降の機種が対象となる。Wi-Fi経由での番組持ち出しに対応したDIGAであれば、すべてDiXiM Digital TV for iOSで番組を持ち出せることになる。

DIGAの今年の春モデルであるx50シリーズと、同秋モデルであるx60シリーズは、トランスコードしながら番組持ち出し転送処理を行うことができる(ただしシングルチューナーモデル以外)。このため、持ち出し用の映像を作成していなくても、実時間の1/2程度の時間をかければ転送を行うことができる。両シリーズ以前のモデルは持ち出し番組をあらかじめ作成しておく必要がある。

そのほか、nasneやパナソニックのCATV用STB「TZ-BDT910シリーズ」などからも録画番組を持ち出せる。さらにアイ・オー・データ機器のDTCP+対応NAS「HVL-ATシリーズ」と「HVL-Aシリーズ」、バッファローのDTCP+対応NAS「LS410DXシリーズ」からも、本アプリへの番組持ち出しが可能となっている。

なお、ソニーやシャープ、東芝製BDレコーダーからの番組持ち出しは行えない。ただしソニーについては近い将来での対応を検討中という。

番組一覧を閲覧する際、持ち出しが可能なものについては、ダビング可能な残り回数(コピーカウント)がアイコンに表示される。すでに持ち出している番組は緑色のチェックマークで識別することが可能だ。

レコーダーの録画番組を閲覧したところ。持ち出し可能な番組は青いバッジに回数が表示される

番組を持ち出す際は、タイトルをスワイプして持ち出しのアイコンをタップする


持ち出し処理中の画面。残り時間が表示される

持ち出し転送中の番組がある場合、赤いバッジが表示される

番組を持ち出す際は、コピーカウントが1つ減ることがアラートとして表示される仕様となっており、持ち出しによる録画番組データの消失を防げる。なお、一度持ち出した番組をもとのレコーダーに戻してコピーカウントを増やす、いわゆる「おかえり転送」は行えない。

番組を持ち出す際はコピーカウントが減る旨のアラートが表示される

そのほかにも、バージョン3.0.0で追加された機能は多い。まずはDIGA、VIERAの一部機種やパナソニック製CATV-STB、ソニー製BDレコーダーを対象に、チャプタースキップに対応した。これは持ち出し番組の視聴時、リモート視聴時のどちらでも利用できる。

チャプタースキップに対応。CMスキップなどがかんたんに行えるようになった

さらに録画番組の削除にも対応。アイ・オー・データやバッファローのNASなど、UPnPの機能である「Destroy Object」に対応した機器であれば、アプリ側からの操作で番組を削除することができる。

また、新たにWOL(Wake On Lan)にも対応。nasneなどWOLに対応した機器であれば、スリープや省電力モード時でも、アプリから機器を起こし、録画番組の配信を行える状態にすることができる。

バッファーサイズの手動選択にも対応。プレーヤーアプリが蓄えるバッファーデータのサイズ変更を可能にしたことで、サイズを小さくすれば再生までの時間を短縮でき、長くすれば再生品質を安定させられる。バッファーサイズを最も小さくした場合、これまでの再生開始までの約1/3程度の時間で再生をスタートできる。

バッファーサイズの手動選択が行える。これにより再生開始までの時間を短くすることが可能になった

なお、番組持ち出し以外の追加機能は、アドオンを購入しなくても利用することが可能だ。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE