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すでに販売や設計などで統合効果

オンキヨーとティアック、資本・業務提携の進捗状況を発表

公開日 2013/05/10 21:25 ファイル・ウェブ編集部
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ティアック(株)とオンキヨー(株)は、資本・業務提携の効果に関する進捗状況について発表した。

販売面では、欧州地域において2012年11月、オンキヨーのドイツ子会社であるオンキヨーヨーロッパが、ティアックの同子会社であるティアックヨーロッパとTEAC UKのコンシューマーオーディオ事業を譲り受けた。また同月、オンキヨーはティアックからオンキヨーヨーロッパへの増資を受け、オンキヨーヨーロッパはティアックの持分法適用会社となった。なお、これらの施策の以前から両社は、両者の英国販売拠点の統合、欧州全域の倉庫の統合を完了している。

国内では、オンキヨー子会社のオンキヨーマーケティングジャパン(株)とティアックが連携を開始。オンラインショップの統合を含めた国内汎愛チャネルの再編と営業力強化を進め、その結果ティアック製品の販売が好調に推移しているという。

設計についても、オンキヨーの設計子会社であるデジタル・アコースティック株式会社(DAC)の株式をティアックに一部譲渡。設計・開発・技術支援業務を受託する会社としてティアックと共同運営を開始した。両社の技術の強みを活かした新製品の設計・開発を進めているという。

製品についても、それぞれが技術的優位性を持つ製品について、両者間で相互供給を進めている。購買部門でも、コンシューマー機器以外の製品も含めた部品の共通化を始めている。今後DACで共同設計を進めることで、部品・プラットフォーム共通化のスピードアップや原価低減効果の拡大が見込めるという。また国内の物流でも、OMJとティアックで共同配送を開始。輸送費の削減が進んでいると説明している。

情報システムについても統合を進めている。国内データセンター・ネットワークの統合を昨年9月に完了。また昨年10月にはオンキヨーの情報システム部門を、ティアック子会社である(株)ティアックシステムクリエイト(TSC)へ移管した。

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