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海外では13ヶ国目の採用国に

ボツワナ、地デジに日本のISDB-T方式を採用 − アフリカで初

2013/02/27 ファイル・ウェブ編集部
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ボツワナ共和国は、地上デジタルテレビ放送方式の規格に日本のISDB-T方式を採用した。アフリカでは初の日本方式の採用で、海外では13ヶ国目の採用国となる。

ボツワナ共和国では、日本方式と欧州方式(DVB-T2)との比較試験の結果、「固定受信機向け放送では両方式は同等」「車載向け放送では日本方式が優位」「携帯端末向けでは日本方式のみが実用化されている」と評価。全体として日本方式が優れているとの評価をした。これを受けて同国政府は地上デジタルテレビ放送方式の規格として日本方式を採用することを閣議で決定し、その旨を公表した。

日本方式の採用国は、日本を含めて14ヶ国となり、合計すると5.8億人の市場規模となる。総務省では、地上デジタルテレビ放送分野での技術協力・人材育成を通じた日本企業の進出基盤を整備することにより、国内のICT産業の国際競争力の強化を目指すとしている。

また、同省は外務省およびその他関係機関と連携のうえ、ボツワナ共和国における日本方式の円滑な導入に向けて、技術移転、人材育成等の支援を実施していく予定。また、今後とも、日本方式を採用した国々と連携しつつ日本方式のさらなる海外普及に努めていくとしている。

これまでの日本方式の採用国と採用時期は以下の通り。

・ブラジル 2006年 6月
・ペルー 2009年 4月
・アルゼンチン 2009年 8月
・チリ 2009年 9月
・ベネズエラ 2009年10月
・エクアドル 2010年 3月
・コスタリカ 2010年 5月
・パラグアイ 2010年 6月
・フィリピン 2010年 6月
・ボリビア 2010年 7月
・ウルグアイ 2010年12月
・モルディブ(国営放送) 2011年10月

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