HOME > ニュース > 東芝、HD対応DRM技術「SeeQVault」対応のmicroSDHCを開発

東芝、HD対応DRM技術「SeeQVault」対応のmicroSDHCを開発

2013/02/26 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)東芝は、新コンテンツ保護技術「SeeQVault」に対応したmicroSDHCを製品化。3月下旬からAV機器メーカーなどにサンプル出荷を開始する。

「SeeQVault」はNSM Initiatives LLCがライセンス提供する技術。2011年12月にパナソニック、サムスン電子、サンディスク、ソニー、東芝の5社が次世代コンテンツ保護技術の開発で合意し、NSM Initiativesを設立、規格を策定してきた(関連ニュース)。今回のSeeQVaultはその開発成果となる。

これまでHD画質の放送やダウンロード動画をメモリーカードに保存する際は、コンテンツ保護の問題からSD画質でのみ可能で、HD画質での保存はできなかった。今回開発したSeeQVaultを使うことで、HD放送やHDのネットワークダウンロード動画、またBDのコンテンツを、HDデジタルコピーやマネージドコピーし、SDメモリーカードに保存することが可能になる。

東芝が開発したのは32GBと16GBの2製品で、ともに読み出しは40M/秒、書き込みは20MB/秒。SDメモリカード規格Ver.3.0の高速インターフェース規格「UHS-I」に対応している。SDメモリカード規格Ver.2.0にも準拠しており、従来のSDHC対応機器でも、これまでのmicroSDHCメモリカードと同様に利用できる。またこれまでのSDメモリーカードと同様、CPRM技術にも対応している。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE