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<音展>日東紡音響/ドリーム/クラレ − 調音アイテム系展示レポート

公開日 2012/10/19 18:38 ファイル・ウェブ編集部
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本日10月19日(金)から21日(日)まで開催される「オーディオ・ホームシアター展 2012(音展)」。本項では調音系の展示を行っていた日東紡音響エンジニアリング、ドリーム、クラレのブースをレポートする。

■日東紡音響エンジニアリング

ファイル・ウェブでも過去に何度か製品レポート記事を掲載しているルームチューニングアイテム「Sylvan(シルヴァン)」や「ANKH(アンク)」を展開する同社。今回のブースでもそれら製品を展示するとともに、より小型化して設置性を高めた新製品「ANKH-III」を披露している。

ANKH-III

Sylvan

同製品は、標準仕様の外形寸法66W×30H×11Dmm、質量約2.5kgと、従来品よりも小型化。ラック上や液晶モニターの前などに手軽に配置できるようにした。

そのほかブースでは同社製品の採用事例もパネル展示。音楽スタジオなどプロ向けの部屋を多く手がける同社だが、近年は個人宅への導入実績も増えつつあることをアピールしている。

採用事例のパネル展示

■ドリーム

ドリームは、複数の素材を重ね合わせた独自の吸音構造を採用した調音パネル「ROOM CREATOR(ルームクリエータ)」を展示。同構造は国際特許審査請求中なのだという。

ROOM CREATOR

同製品では上記構造により多数の群遅延を生成。多数の時間と方向のずれた反射音で合成されるコンサートホールの残響音と同じ、柔らかで心地よい残響を実現するとしている。

製品を内側に使用した箱の中でスピーカーを鳴らすというデモも実施

自立式のパネルタイプや壁掛け用のファブリックタイプなど、複数のバリエーションを用意。カラーバリエーションも好みに合わせて変更できるよう複数ラインナップしているという。

■クラレ

「ミラバケッソ」のCMでお馴染みのクラレからも、吸音・調音材が登場した。その名も「静御殿」。次世代不織布「FLEXTAR(フレクスター)」を使っているのが特徴で、片方が吸音面、もう片方が調音面になっており、用途に合わせて好きな面を使うことができる。

次世代不織布「FLEXTAR」の詳細

「静御殿」の詳細


こちらは吸音面

こちらは調音面
また、表面に好きな布地を設置できるのも特徴。フレクスターパネルに好みの布地を掛け、フレームをかぶせ、背板を取り付けてネジを締めればOK。インテリアに馴染むファブリックパネルのように設置できる点もポイントとしている。

このように好みの布を設置し、ファブリックパネルのようにして設置することも可能だ


クラレの吸音・調音材「静御殿」
「静御殿」は2013年1月の発売予定。価格は1枚あたり5万円程度となる見込みだという。なお、音展期間中にクラレブースに来た方を対象に、「静御殿」モニターユーザーも募集している。気になる方はブースへ足をお運びいただきたい。

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