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シャープ、SDPに対する凸版印刷/大日本印刷の堺工場液晶カラーフィルター事業統合を決議

2012/05/24 ファイル・ウェブ編集部
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シャープ、凸版印刷、大日本印刷は、5月24日に各社の取締役会を開催し、事業統合契約を締結。シャープの子会社であるシャープディスプレイプロダクト(株)(以下SDP)に対して、凸版印刷、大日本印刷および同社子会社のDNPカラーテクノ堺の、堺工場における液晶カラーフィルター事業を吸収分割するかたちで承継させる決議を行ったと伝えた。

シャープ、凸版印刷、大日本印刷の3社は、SDPに対して凸版印刷グループ、大日本グループの堺工場における液晶カラーフィルター事業を統合することについて、今年の4月10日付で基本合意を締結して、具体的な検討を進めてきた。

会社分割の方式は、凸版印刷、大日本印刷およびDNPカラーテクノ堺を分割会社とし、SDPを承継会社とする吸収分割となる。

今回、3社は液晶カラーフィルター事業をSDPに統合することで、液晶パネルの主要部材であるカラーフィルターを含む、大型液晶事業のさらなる効率化を図るとともに、競争力強化を狙う。

なお、シャープは本年3月末に台湾・鴻海グループと液晶パネル事業など主要事業分野における業務提携を発表しており、同グループの郭 台銘氏がシャープ所有のSDP株式のうち1,320,000株を取得する予定だ。またソニーが所有していたSDP株の全200,000株を、本年6月末までにSDPが自己株式として取得することも発表されている。

今回の吸収分割に伴い、分割対価としてSDP株式の発行が予定されており、今後郭 台銘氏への株式譲渡、ソニーからの株式取得と、本吸収分割が実行された場合は、シャープのSDPに対する議決権の比率が40%未満となることから、SDPの異動が見込まれるとの発表も行われた。

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