シャープ、通期業績を3,800億円の赤字に再修正 − 凸版などのフィルター事業SDP統合も発表

ファイル・ウェブ編集部
2012年04月10日
シャープ(株)は、2011年度通期連結業績予想を修正し、本日発表した。

2月1日にも、約2,900億円の赤字へ下方修正した予想を発表した同社(関連ニュース)。再度の修正を行った理由について同社は「モバイル端末向け液晶の出荷遅延や、シャープディスプレイプロダクト(株)の鴻海精密工業グループ等との協業に関わる大型液晶事業構造改革に伴い、体質改善費用を計上することから」と説明している。

今回発表された2011年度通期連結業績予想は、売上高2兆4,500億円(前回予想より1,000億円減)、営業損失は400億円(前回予想では0円)、経常損失は700億円(前回予想では3000億円)、そして当期純利益は3,800億円(前回予想では2,900億円)と下方修正された。

再修正された2011年度通期連結業績予想

また、凸版印刷(株)と(株)トッパンエレクトロニクスプロダクツ、大日本印刷(株)と(株)DNPカラーテクノ堺の、堺工場に於ける液晶カラーフィルター事業を、シャープの子会社であるシャープディスプレイプロダクト(株)(以下SDP)に統合させることで基本合意書を締結したことも発表された。最終契約書は4月末日に締結され、6月30日から効力発生する予定。

鴻海精密工業グループとの提携にともない、シャープと上記4社の液晶カラーフィルター事業をSDPに統合することで、大型液晶事業の一層の効率化と競争力強化を狙うという。