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スマホ/タブレット向けも用意

富士通セミコン、H.264トランスレート対応のトランスコーダーLSIを開発

2011/12/01 ファイル・ウェブ編集部
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富士通セミコンダクター(株)は、H.264に対応した第2世代のメモリー内蔵トランスコーダーLSIを開発した。

左:MB86M01 右:MB86M02

H.264トランスコード機能やオーディオトランスコード機能、コンテンツ保護に対応したセキュリティ機能、インターフェースやメモリを1パッケージに統合したLSI。

ラインナップはFBGA 490ピン・13mm角の「MB86M01」、FBGA 490ピン・21mm角の「MB86M02」、FBGA 289ピン・13mm角の「MB86M03」の3機種。2012年3月下旬から順次サンプル出荷を開始する。13ミリ角の製品はスマホ/タブレット向け、21ミリ角の製品は据え置き機器向け。販売目標は40万個/月。

MPEG-2からH.264へのフルHDトランスコードはもちろん、H.264からH.264へのトランスレートへも対応した。このためH.264で放送されている欧州・南米・アジアなど向けの機器にも搭載できる。なお2系統のチューナー入力端子も備えており、裏番組録画にも対応できる。

低消費電力な点も特徴で、独自開発したトランスコード技術により、H.264トランスレート時の消費電力がメモリーを含め1.2Wという、業界トップクラスの低消費電力を実現した。

【問い合わせ先】
富士通セミコンダクター株式会社
アドバンストプロダクト事業本部
イメージング事業部 ソリューション技術部
TEL/045-755-7071

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