HOME > ニュース > <CEATEC>インテル、“Ultrabook”や“WiDi”など多彩なITライフスタイルを紹介

短焦点3DプロジェクターやTLFスピーカーも展示

<CEATEC>インテル、“Ultrabook”や“WiDi”など多彩なITライフスタイルを紹介

公開日 2011/10/04 20:18 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
CETAEC JAPANに出展するインテルのブースには、“Ultrabook”ノートPCや同社のマイクロチップを採用した折り曲げ可能な超薄型TLFスピーカーなどが展示されている。

高性能マイクロプロセッサーの開発・提供をはじめ、様々な分野の企業とのパートナーシップによりインテルが実現してきた、IT、AV、ヘルスケア分野などにおける各ソリューションを一望できる内容になっている。

“Ultrabook”はインテルが提唱する、薄型・軽量設計を実現しながら、優れたバッテリーライフと起動速度などを併せ持ったノートPCのコンセプト。会場にはアスースやレノボ、エイサーのモデルが参考出展されたほか、東芝が商品化を発表した“dynabook”「R631」が出展されている。

東芝の“dynabook”「R631」

ACER「Aspire S3-1」


ASUS「UX21」

Lenovo「IdeaPad U300S」
オーディオビジュアル系の展示では、「PDG-DWL2500J」は三洋が商品化した、32cmの距離で80型大画面が投写できる短焦点データプロジェクターが展示されている。こちらではインテルのプロセッサー搭載PCを利用して、投写した映像や再生されたサウンドが体験できるコーナーになっている。フレームシーケンシャル方式の3D表示にも対応しており、イベント会場に設けられたシアターで本機の短焦点投写性能と合わせて3D映像のデモが行われていた。※記事初出時にプロジェクター「PDG-DWL2500J」製品に関する誤った記載がございました。訂正してお詫び申し上げます。

三洋の3D対応データプロジェクター「PDG-DWL2500J」

3Dシアタールーム

同じシアタールームにはヤマハが開発・商品化した超薄型平面スピーカー「TLFスピーカー」(関連ニュース)も展示されている。本製品はヤマハが提唱する「サウンドサイネージ(音響看板)」という概念を実現するスピーカー。“TLF”という名称は、「Thin(薄い)」「Light(軽い)」「Flexible(柔軟)」の各単語から取られたもので、折り曲げ可能な超薄型スピーカーとして、そのサウンドと一緒に紹介されていた。

ヤマハのTLFスピーカー

サムスンの開発による半透過型ディスプレイもシアタールームに展示されていた

ブースの「エンターテインメント」のコーナーには、「インテル ワイヤレス・ディスプレイ(WiDi)」を使ったホームシアターコンテンツのワイヤレス再生デモも行われている。こちらではWiDi内蔵のPCから、I-Oデータが商品化しているテレビアダプター「WDA-X1」に映像コンテンツをワイヤレスに飛ばして、大画面テレビで再生した映像を視聴することができる。

「インテル ワイヤレス・ディスプレイ(WiDi)」のシアターデモ

I-OデータのWiDiテレビアダプター「WDA-X1」

「ロボットスーツ」のコーナーには、高齢者の身体機能を拡張・増幅することを目的に開発が進められているロボットスーツを参考展示している。開発はCYBERDYNE(株)によるものだ。

CYBERDYNEの開発したロボットスーツ

「ショッピング」のコーナーには、画像認識や合成技術などを活用して、利用者の身体にフィットした洋服の試着がシュミレーションできる「バーチャル・フィッティング」を展示。カメラの前に立った女性のTシャツの部分を自動解析し、そこに色合いやデザインの異なるTシャツの画像をはめ込むことで、バーチャル試着室を体験できるというもの。Tシャツ画像の変更は、正面の画面に映し出されるアイコンを、手元の赤外線センサーリモコンで操作しながら好みのデザインの服を選んで着替えることができる。本技術は凸版印刷と独フラウンホーファーとの共同展示によるものだ。

「バーチャル・フィッティング」のデモ。

左手側にコントローラーになる赤外線センサーを配置している

その他、ブースのメインスクリーンではAR技術を紹介。コンパニオンの女性が被っているボックスがARマーカーになっており、スクリーンに映し出される映像には、女性の顔の部分に動物のCG映像の頭部がはめ込まれている。動物のCGは頬を赤らめたり、声をあげて笑ったりと喜怒哀楽を表現できる。今回の展示では、表情の変化を裏手で担当者がマニュアル操作して変えていたが、展示説明員によれば「ゆくゆくはカメラで読み取った人物の表情を解析して、自動的に連動できるよう技術開発を進めていきたい」という。

ARを活用したバーチャルリアリティのデモ

女性の頭部ボックスのARマーカーをキャプチャーするカメラ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE