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ゼンリン製アプリを使用したPND

【CES】富士通テン、Android2.2のカーナビ試作機を開発 − NVIDIA「Tegra 2」搭載

公開日 2011/01/09 11:13 ファイル・ウェブ編集部:風間雄介
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NVIDIAのブースでは、同社の最新SoC「Tegra 2」が大々的にアピールされている。Tegra 2はARMのアーキテクチャーを採用したSoCで、Cortex-A9コアを2基搭載したデュアルコアプロセッサー。

今回のCESで“デュアルコア搭載"を謳ってデビューしたAndroidスマートフォン、LG電子「OPTIMUS 2X」やモトローラ「ATRIX」などは、このTegra 2を搭載している。

NVIDIAブースでは、Tegra 2とAndroidを組み合わせたソリューションとして、スマートフォンやタブレットだけでなくカー関連も積極的にアピール。その一環として、富士通テンのAndroidカーナビが展示されていた。


富士通テンが試作したAndroid カーナビ
PNDタイプの製品だったが、まだ試作段階で、発売時期や価格等は未定という。なおナビゲーションには、ゼンリン製のナビゲーションアプリ「いつもナビ(PND)」が使われていた。


ナビには「いつもナビ(PND)」を使用していた

ナビゲーション画面
このAndroidカーナビのOSは2.2。実際に触ってみると、Tegra 2のパワーもあってか、レスポンスは非常に良かった。

通常のAndroidスマートフォンと同様、様々なアプリやウェブブラウザーを使用できる。ホームボタン、バックボタンなどは大きめのハードウェアボタンを採用していた。


アウディ向けの車載用インフォメーションシステム
カー関連ではほかに、アウディの車載用インフォメーションシステムにもTegra 2を搭載したものが開発され、展示されていた。Tegra 2の処理能力で、美しい3Dナビゲーション画面が実現できることをアピールしていた。

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