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堺工場の能力活用ねらう

シャープ、70V型液晶テレビを米国で発売へ

2010/12/15 ファイル・ウェブ編集部
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シャープ(株)は、家庭用の量産品として世界最大となる70V型の液晶テレビを米国で発売する。

14日深夜放送のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」に出演した、同社社長の片山幹雄氏が発言した。

シャープ(株)社長の片山幹雄氏(2010年10月撮影)

これまで同社が発売した家庭用の液晶テレビのうち、最大の画面サイズのものは65V型だった。

シャープが70型モデルを発売するのは、液晶テレビの大型化トレンドを自ら作り、堺工場の能力をフル活用できる環境を整えて、韓国・台湾勢などとの競争で優位に立つねらいがある。

片山氏は今年10月28日に行われた上半期の決算報告記者会見で「堺工場を立ち上げた本来の目的は、60V型以上という大型サイズのパネルを生産すること」と発言。「当初から60V型以上が日本メーカーの生きる道だと思っていた。何としてもこのマーケットを今後切り拓いていきたい」と強調していた(関連ニュース)。

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