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波長638nmで出力1Wを実現

三菱、超小型カラープロジェクター用の高出力半導体レーザーを開発

公開日 2010/11/11 19:58 ファイル・ウェブ編集部
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三菱電機(株)は、波長638nmで出力1Wを実現した、超小型カラープロジェクターの光源用半導体レーザー「ML501P73」を開発。サンプル出荷を11月18日に開始する。サンプル価格は52,500円(税込)。

ML501P73

モバイル機器に内蔵、または接続して使用する超小型プロジェクター向けのデバイス。電力変換効率が高い半導体レーザーを光源に使用することで、プロジェクターの消費電力が抑えられるほか、F値の大きな光学系を使用できるためピント合わせの不要なプロジェクターも実現できる。

これまで、波長640nm以下の半導体では、高い温度で高出力動作させることが難しかった。今回のデバイスでは、独自の結晶形成技術を用いるなどの工夫で、波長638nmでパルス光出力1Wという高出力を実現した。これにより、約120ルーメン相当の光源が構成可能となる。

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