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電子デバイス部門などが好調

日立、業績予想を上方修正 - 売上高は前回予想から2,600億円上積み

2010/04/26 ファイル・ウェブ編集部
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(株)日立製作所は、2010年3月期通期連結業績予想数値を修正すると発表。売上高予想を2月4日に公表したものから2,600億円上積みするなどの上方修正を行った。

今回の発表では、売上高を8兆7,000億円から8兆9,600円に、営業利益を1,350億円から2億円に、税引前当期純利益をマイナス450億円から600億円に、非支配持分控除前当期純利益をマイナス1,950億円からマイナス900億円に、そして当期純利益マイナス2,100億円から1,100億円にそれぞれ上方修正。

修正の理由として、同社では前回予想に対し、電力・産業システム部門や電子デバイス部門などが上回る見通しであると説明。営業利益は、売上高の増加に加え、コスト削減施策の効果により、全部門で改善し、前回予想を650億円上回る見通しだとした。

営業外損益は、半導体関連持分法適用会社の株式評価減が発生しなかったことや、持分法適用会社の子会社化に伴う株式評価益の計上などにより、有価証券損益が大幅に改善したことから、前回予想に対し400億円改善する見通し。その結果、税引前当期純利益が1,050億円、非支配持分控除前当期純損失が1,050億円、当期純損失が1,000億円、それぞれ前回予想から改善する見通しだという。

なお、四半期純利益は、第3四半期(2009年10-12月期)に引き続き、第4四半期(2010年1-3月期)も黒字となる見通しであることも併せて発表している。

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