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国内AVアンプ全モデルを視聴できる

アバック グランド新宿店にオープンしたAVアンプ比較試聴スペースに行ってきた

公開日 2010/03/26 20:01 ファイル・ウェブ編集部 伊藤咲紀
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AVアンプの比較視聴をしようとすると、これが結構難しい。メーカーのショールームでは1つのメーカーの製品しか視聴できないし、各社のショールームを渡り歩いても、それぞれ環境や使用機材が異なるので単純な聴き比べができない。そんな悩ましい状況を打開すべく立ち上がったのがホームシアター専門店のアバックだ。同社が3月20日にアバック グランド新宿店内にオープンさせた国内最大規模のAVアンプ比較試聴スペースを取材した。


AVアンプ比較試聴スペース
AVアンプ比較試聴スペースがあるのは「メカリア」という名前の視聴室。ここには国内の全メーカーの製品が展示されており、もちろんすべて視聴することができる。現時点でデノン/Integra/オンキヨー/ソニー/パイオニア/ヤマハ/マランツ/パナソニックの全39機種がスタンバイしており、新製品が発売されるごとに入れ替えを行い、HDMI端子搭載の現行ラインナップすべてをここで視聴できるようにする。ラックには最大42台まで格納できるようになっているという(製品ラインナップ一覧)。


7.1ch、9.1ch、11.1chの視聴も可能だ

全39機種がラインナップ
以前はアバックが取り扱うAVアンプは中級以上のモデルが中心だったそうだが、この視聴スペースではたとえば昨年発売されたヤマハの「AX-V465」(定価¥49,350)などエントリーモデルもきちんと揃っている。また3月31日発売のオンキヨーの新モデル「TXS-SA608」(関連ニュース)も既に展示されていた。


オンキヨーの最新AVアンプの姿も
視聴はスタンダードな5.1chから9.1ch(対応アンプでは最大11.1ch)まで行える。スピーカーは価格帯の異なる3種類のJBLスピーカーを用意。フロントスピーカーにはそれぞれ「4338」(定価¥1,407,000/ペア・税込)、「LS60」(定価¥39,9000/ペア・税込)、「L880CH」(定価¥138,600/ペア・税込)が使用されていた。

再生機はパイオニアのBDプレーヤー「BDP-LX91」をリファレンスとして装備しており、視聴ソフトはもちろん持ち込みOKだ。また専用のコントロールパネルを導入しているので、毎回ケーブルを抜き差しする必要がなく瞬時に音声の切り替えが可能。たくさんの製品数の比較視聴を希望するときも、ストレスなく聴き比べに専念することができる。

またDTS-HD Master AudioやドルビーTrueHDなどのHDオーディオはもちろん、Audyssey DSX、ドルビープロロジックIIz、シネマDSP HD3といった普段視聴が難しいフォーマットやメーカー独自のサラウンド方式も視聴が可能な点も嬉しいところ。


好みの価格帯のスピーカーシステムで視聴できる

視聴室にはスクリーンが3つ


BDプレーヤー「BDP-LX91」で再生可能なソフトなら何でも聴ける

特注でつくったというコントロールパネル。ボタン1つで瞬時に音声の切り替えが可能に


表の様子

裏の様子。ケーブルがびっしり
このAVアンプ比較試聴スペースを担当するグランド新宿店の上野健一氏によると、先週の3連休には「100組くらいのお客様が訪れた」と順調な滑り出しのようす。「HDMI Ver1.4という新規格を搭載したモデルも今年から登場するので、古いAVアンプを使用している方に買い替えを喚起していきたい。また取り扱う価格帯の幅も広がったので初心者の方にも是非訪れてほしい」と抱負を語る。

AVファンはもちろん、これからAVアンプを購入したいと考えている人にとっても重宝するスペースになりそうだ。

<イベントも開催>
同店では著名評論家が登場する「オープン記念4大イベント」を3月・4月の週末に開催する。第1弾は3月27日(土)14時から。ファイル・ウェブでもおなじみの山之内正氏がマランツのAVアンプの魅力を紹介する。イベントの詳細はこちら



ヒルトン東京の地下に店舗を構える
【問い合わせ先】
アバック グランド新宿店
東京都新宿区西新宿6-6-2
ヒルトン東京地下ショッピングアーケード(ヒルトピア)内
TEL/03-5908-8022
営業時間: 平日11:00〜20:00、土日祝10:00〜19:00)

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