ゼンハイザー、アディダスとのコラボモデル“スポーツイヤホン”シリーズを発表 − 浅尾美和さんも新モデルを体験

アディダス ジャパン（株）からは、2月24日に発売したデジタルパーソナルトレーニングツール「micoach（マイコーチ）」の製品紹介が行われた。

近年はランニングを趣味として、あるいは本格的に楽しむランナーが増加しているという。アディダス ジャパンによれば、過去1年にランニングをした経験のある人が、2年間で25％増加したという。アディダス ジャパンが全国のランナーを対象に行った調査では、自分に最適なシューズ選びや、ランニングフォームに自信がない、ランニングの目的に対して成果が出せないなどの、疑問や悩みに関する相談が数多く寄せられているという。いま、このように“迷走”してしまうランナーたちのために、ランナー個々人のレベルに合ったトレーニングメニューの管理や、ランニングライフのレベルアップを提供するために、同社が開発したのがトレーニングサポートツール「micoach（マイコーチ）」だ。

micoachはランナーの歩幅を感知する「ストライドセンサー」をシューズに、心拍数を計測する「ハートレートモニター」と、データを受信する「ぺーサー」を胸部に身につけてランニングを行うことで、走行時の心拍数と走行距離データを計測し、トレーニングメニューに応じて、音声によるリアルタイムコーチングを提供する“デジタルパーソナルトレーニングツール”。ぺーサー部にはヘッドホンが装着できるほか、外部オーディオ入力端子が設けられており、ポータブルオーディオプレーヤーを接続して、ランニング中に音楽リスニングも楽しめる。価格は14,700円（税込）。

ランニング終了後はぺーサーをUSBでパソコンに接続して、アディダスがWeb上で提供するサービス「micoach.com」にワークアウトのデータをアップロードし、走行データの管理が行える。「micoach.com」にアクセスして、ユーザー個人のアカウントを作成すると「マラソン完走」「タイムアップ」「ダイエット」など、ランナーの“走る目的”に合わせたプランを選び、目標設定が行える。ユーザーは3,000種類を超えるトレーニングプログラムの中から最適なトレーニングメニューを選び、ランニングの際には走りながらリアルタイムに「音声コーチング」を聴きながら、最適なトレーニングメニューをワークアウトできる。ランニング後には自分のデータを管理したり、走行ペースや距離、時間などの成果をみやすいグラフで確認できる。またワーキングデータを友人とシェアしたり、ランニングの新しい楽しみ方が広げられる。なお、ユーザーのランニングデータを「micoach.com」に同期させるためには、無償でダウンロードが可能なソフトウェア「micoachマネージャー」をPCにインストールする必要がある。対応するOSはWindows Vista/XP、Macintosh MacOS X 10.4以降。

新製品発表会の壇上には、アディダス ジャパン（株）上席執行役員 スポーツパフォーマンス事業本部長 デイブ・トーマス氏が登壇し、micoachに関連するサービスのコンセプトを紹介した。

アディダスは「RUN YOURSELF BETTER」という2010年のテーマのもと、幅広い商品とサービスを提供している。トーマス氏は「2月19日にオープンしたショールーム「adidas RUNBASE」、一般参加型のランニングコミュニティサービス「アディダス ランニング共和国」も、同じテーマに基づいて、ランナーたちに豊かなランニングライフを提供することを目的とした活動だ。mycoachは、あらゆる方々がより豊かなランニングライフを送っていただける画期的なパーソナルトレーニングツール。一人一人のレベルに応じたサービスと商品を届けたいというブランドコンセプトがいよいよ実現した格好だ」と意気込みをみせた。

トーマス氏による挨拶の後、ビーチバレー選手の浅尾美和さん、トライアスロン選手の白戸太郎さんを招いてトークセッションが行われた。司会はアディダス ジャパン（株）スポーツパフォーマンス事業部 カテゴリーマーケティング グループマネージャー 佐藤文稔氏。

トークセッションでは浅尾さんが作成したmicoachのプランを紹介。「ランニングは孤独なトレーニングだけれど、micoachは走りながらアドバイスをくれたり、励ましてくれる頼もしいパートナー。一緒に頑張っている感じがとても新鮮で良かったです」とコメント。また同じくmicoachにチャレンジした白戸さんも「ランニングはオーバーワークしてしまうとかえって健康に良くないスポーツ。micoachはランナーそれぞれに合ったプランを提案してくれるし、自分が何のために走っているのか目的もはっきり持つことができる。ランニングを続けていくのが楽しくなりそうですね」と、満足した様子だった。

また「私はランニング中には普段よく音楽を聴いています」と語る浅尾さんは、ゼンハイザーとアディダスのコラボレーションモデルの“スポーツシリーズ”を身につけて登場。「ウェアのデザインやカラーリングにマッチした素敵なヘッドホンですね。耳に心地よくフィットして、とても快適。ルックスも完璧ですね」とお気に入りの様子。「ランニングしているときは絶対汗をかくものですが、ヘッドホンにとって耐水性が高いって、とても大事なことだと思います」と白戸さん。トップアスリートの二人ともに、スポーツとヘッドホンのリーディングブランドによるコラボレーションを大いに歓迎している様子だった。

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