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約3,000店にPOPを配布

シャープ、AQUOSの「日本生産」を店頭でアピール

2009/12/24 ファイル・ウェブ編集部
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シャープは、AQUOSが日本国内で生産されていることを店頭でアピールする施策を12月17日から開始した。

店頭でのPOP展開例

「頑張って日本生産」と書かれたPOPを、全国約3,000店の販売店に配布。製品への信頼性、品質の高さなどを一般ユーザーに訴求するねらいだ。新モデルであるLED AQUOSなど、ほぼすべてのAQUOSがPOP貼付の対象になる。

「亀山モデル」というキャッチフレーズでも知られている通り、同社が国内で販売しているAQUOSの主要モデルはすべて日本国内で生産されている。これまでは亀山工場がパネル製造とテレビセット組み立てを行ってきたが、今年10月からは堺工場が稼働を開始し、パネル生産能力が大きく高まった。

一方で同社は、新たな戦略として「地産地消」を掲げている。世界の各市場で販売する製品を現地で生産することにより、為替リスクの低減などを図れるほか、投資効率を上げることが可能になるというスキームだ。

この「地産地消」の考え方に基づけば、当然ながら国内で販売されるモデルは日本で生産するということになる。

中国などが世界の生産基地としての存在感を高めているが、「日本製」に対する信頼感はいまだに根強い。シャープがあえて「日本生産」をアピールする今回の取り組みが、一般ユーザーにどう受け止められるのか、注目に値する。

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