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CEDIA EXPO 2009レポート

<SpeakerCraft>CEO・Jeremy Burkhadt氏スペシャルインタビュー

2009/09/13 ホームシアターファイル編集部・川嶋隆寛
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CEDIA EXPOで毎年ド派手な演出で楽しませてくれるのがSpeakerCraft社のブース。埋め込みスピーカーで圧倒的なシェアを誇り、日本でもカスタムインストーラーからの支持が厚い。

今年はやや落ち着いた感もあるが(しかしそれでもテントを2つ設けて、他のブースよりも派手なプレゼンテーションを行っているが…)、毎日多数の人が詰め掛け、ブース内に設けられたラウンジはインストーラー同士の社交場と化している。

さて、今年も同社のCEOであるJeremy Burkhadt氏のインタビューが取れた。昨年、一昨年に続き3度目である。Jeremy氏は『ホームシアターファイル』誌で、北米のホームシアターについて連載を持っていたこともあり、担当編集者であったわたしとは既に何度も顔を合わせている。CEDIA JAPANの話をわたしに最初に出してきたのもJeremy氏であり、設立の報告も兼ねてのインタビューとなった。


SonicAirを手に持ちながらプレゼンを行うJeremy氏。全身の刺青とスキンヘッドで怖そうな外見だが、とってもフレンドリー
わたしの顔を見るなり、肩に手をまわし歓迎してくれたJeremy氏、さっそくラウンジに案内され、インタビューがはじまった。


Jeremy:久しぶりだね。どうだい、今年のEXPOは?

― 大盛況ですね。不景気とは思えない。

Jeremy:そうだ。

― 日本でも、ホームシアターのインストールは好調です。あ、そうだ! 日本でもCEDIAができました。ご協力いただきありがとうございます。

Jeremy:(インターナショナルマネージャーの)Lindaから聞いている。インストーラー17社で発足したんだよな。おめでとう!

― CEDIA JAPANが発足した中で、カスタムインストーラーの意気はあがってきていると思います。御社の日本向けで最もウリの商品は何になりますか?

Jeremy:おう、これだ!(と言いながら、小さなボックスを取り出す)SonicAirといってな、アンプで増幅した信号をスピーカーにワイヤレスで送り出すものだ。スピーカーの設置場所に問題があっても、ワイヤレスだからこれで飛ばすことができるんだ。小さいから置き場所にも困らないし、日本のホームシアターはスピーカーの場所が問題なんだよな。それを解決するナイスな商品だ。

本文中にあるSonicAir。アンプとスピーカーをつなぐ際に用いるターミナル。ワイヤレスでAVアンプからの信号を受け取り、スピーカーに取り次ぐ

今年、Speaker CraftからはAVアンプも登場した。上がVital710、下がVital910

― なるほど。日本の住環境に合っていると…。

Jeremy:そうだ。日本向けということならば、スピーカーではUltra Slimだな。壁の裏が狭くても納めることができる。あとは、6インチ、そう6インチだ。日本では6インチがベストだと思う。

― AIM10はどうですか?

Jeremy:サイズは大きいが…。日本ではどうかな?


新製品AIM10シリーズ。AIM兄弟の中で最も大きく、最もパワフル。AIMテクノロジーを惜しげもなく注いでいる

既に発表されている製品だが、Jeremyお薦めということで。6インチアルミニウムウーファーを搭載したCRS6シリーズ
― 必ずしも小さいサイズが受けるとは思いません。クオリティも重要です。日本のユーザーは耳が肥えています。

Jeremy:クオリティには自信がある。

― きっと受けると思いますよ。

Jeremy:協力してくれるよな(ニヤリ)。

― ラ、ラジャーであります。


と、このように和やかにインタビューは進んだ。この他、ご自宅に30万ドルのホームオートメーションシステムを導入されているが、コントロールに不満があり、それが新商品nirvの開発へとつながった話や、ニッポンのカスタムインストーラーへのメッセージ、CEDIA JAPANへのコメントなども聞かせていただいたが、詳細は12月8日発売の『ホームシアターファイル』誌で紹介する。是非ともご覧いただきたい。

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