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ソフト側での超解像処理により超解像用LSI搭載は不要に

ルネサステクノロジ、携帯機器向け超解像技術を開発

2009/06/15 Phile-web編集部
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超解像処理の例
(株)ルネサス テクノロジは、携帯電話等の携帯機器向けの超解像技術「SH版超解像ソフトウェア」を開発。10月より提供開始する。

本ソフトウェアは、同社の32ビットCPU「SHコア」搭載製品で超解像処理を実行させるためのもの。超解像用LSIを新規搭載することなく高精細でクリアな拡大画像を作成できるため、システムの小型化や開発期間の短縮が図れるという利点がある。

今回開発した超解像技術では、1枚の画像の特徴から様々な判断を実行しノイズの誇張を最小限に抑えたことで、拡大した元画像に比べ、より高精細で、解像感、臨場感のあるクリアな画像を実現。データ圧縮に起因するノイズなども合わせて強調してしまい、画質劣化を伴うという従来のシャープネス手法の問題をクリアしたという。

また、画像処理サイクルを大幅に減らすことに成功。これにより、従来はGHzオーダー必要だった超解像処理を250MHz程度まで削減でき、同社のSHコア搭載製品を用いたソフトウェア処理で容易に超解像処理が可能になったという。

【問い合わせ先】
ルネサス テクノロジ システムソリューション統括本部
システムソリューション第二事業部 モバイル製品技術部
TEL/03-5291-5234

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