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生産はビクターのマレーシア工場に集約

JVCケンウッドHD、販売を除くホームオーディオ事業を7月1日付でビクターに統合

公開日 2009/06/11 19:08 Phile-web編集部
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JVC・ケンウッド・ホールディングス(株)[以下 JVCケンウッド]は、同社の完全子会社である日本ビクター(株)と(株)ケンウッドのホームオーディオ事業に関して、国内外の販売を除く機能を7月1日付でビクターに統合することを決定した。

今回の決定により、ビクターのホームオーディオ事業を統括するAVシステム事業部において、ビクターとケンウッド両ブランドの事業企画/開発・設計/商品企画/マーケティング/品質保証/生産等が行われることになる。なお国内外の販売は、従来通り両社それぞれの販売部門・会社を通じて行われる。

同社は今回の決定により、両ブランドが持つ強みを最大限に活かした開発/設計/調達/生産/マーケティング面のシナジー効果を早期に最大化し、コスト削減による競争力の強化を図っていくとしている。また両社の持つ国内外の販売力を活かし、商品の共同開発やラインアップ強化に取り組むことで、今後の新たな成長と事業の黒字化を目指す。

販売に関しては、国内販売のうち主要取引先との商談機能については、従来通りビクターはビクターAVシステム事業部が担当するとともに、ケンウッドはケンウッド・ホームエレクトロニクスが担当することにより、各ブランドごとにきめ細かい対応を行うとしている。また、店舗営業業務に関しても、両社のもつ販売網や組織の活用、効率化を図っていく。

海外販売に関しては、現在両社がオーディオ事業を積極的に展開している欧州では、従来通り両社の海外販売会社が各ブランドの商品の販売を行う。その他の地域に関しては両社の販売ルートの相互活用等による売り上げ拡大を目指す。また、生産に関しては、今後はビクターのマレーシア工場に集約していくとともに、アウトソーシング先の共有化が進められる。

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