HOME > ニュース > 三洋、NTSC比約170%の超短焦点レーザープロジェクターを開発

輝度は7,000ルーメン

三洋、NTSC比約170%の超短焦点レーザープロジェクターを開発

公開日 2009/04/14 17:49 Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
三洋電機(株)は、光源にRGBレーザーを採用した超短焦点プロジェクター試作機を開発した。

本試作機の使用イメージ

試作機本体

解像度は1,920×1,080画素のフルHD。表示素子には3板DLPパネルを使用する。

今回新たに、複数のレーザー光源を高効率で集光する新規ファイバーロッド照明光学系を開発。レーザーを光源に用いたプロジェクターとして世界最高輝度となる7,000ルーメンを実現した。また、同エンジンと指向性の良いレーザーを組み合わせることで、フロントプロジェクターとして世界最小のスローレシオもあわせて実現。投写距離60cmで100インチ、90cmで150インチの超短焦点投写が行える。

超単焦点を実現した

また光源にRGBレーザーを使用したことで、NTSC比約170%という色再現範囲を実現。「現行ランプ光源搭載プロジェクターや、一般の液晶テレビの約2倍に相当する」(同社)という。また、レーザーの広色再現特性を活かしながら、映像シーン解析と人間の視覚特性を活用し、好ましい色再現を実現する映像処理技術「レーザー・カラー・プロセッシング(LCP:Laser Color Processing)」もあわせて開発し、鮮やかで印象的な映像表現を可能にした、と説明している。

同社では本試作機の用途として、大ホール、大会議室などのプレゼンテーション用途、イベント、ステージ、デジタルシネマなどのエンターテイメント用途、デジタルサイネージ用途などを想定している。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE