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ケータイと使える超小型プロジェクターも登場

KDDI、“ユーザーの暮らしをデザインする”新ブランド「iida」立ち上げ − 有名デザイナーと続々コラボ

公開日 2009/04/07 15:51 Phile-web編集部
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KDDI、沖縄セルラーは、“ユーザーの暮らしをデザインする”コンセプトに基づいた新ブランド「iida(イーダ)」を立ち上げ。4月下旬よりiidaブランドの第一弾製品を順次発売することを発表した。

「iida」は「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字をとって名付けられたブランド。これまで同社は「au design project」でデザイン性の高い端末を世に送り出してきたが、「iida」は「LIFE>PHONE」をテーマとし、端末機のみならず、それを使用するシーン/ライフスタイルまでもデザインすることを目的としている。

新ブランド「iida」のテーマは「LIFE>PHONE」

「innovation」「imagination」「design」「art」から形成される

第一弾製品は岩崎一郎氏のデザイン端末「G9」と超小型プロジェクター「MOBILE PICO PROJECTER」。迎義孝氏デザインによるシンプル端末「misora」、アーティスト・草間彌生氏とコラボレーションした端末とアクセサリーのセット、海山俊亮氏が手掛けたACアダプター「MIDORI」の計7機種となる。

なお、今後は「iida」ブランドをプラットフォームとして、さまざまなデザイナーとのコラボレーションを予定。端末機はもちろん、アクセサリーや周辺機器もリリースするという。さらに、auブランドの「au design project」や「NEW STANDARD」シリーズもiidaブランドへ発展的に吸収して展開していく考えとのことだ。

端末機のデザインだけでなく、それを取り巻くライフスタイルまで創造しよう、という試みがiidaだという

iidaはauのなかのデザインプラットフォームとして、さまざまな新しい試みをおこなっていく

それでは早速新端末の詳細を見ていこう。

■“G9”&“MOBILE PICO PROJECTER”

岩崎一郎氏のデザイン端末「G9」

デザインを手掛けた岩崎一郎氏

G9は岩崎一郎氏によるデザインを採用し「道具としての上質感や使い心地を追求」したモデル。製造メーカーはソニー・エリクソン。4月下旬より発売され、価格は4〜5万円程度となる見込みだ。カラーはmirror+pink、black+green、titanium+silverの3種類。

左上に「iida」のロゴを配置

3インチ 480×854ドットの液晶ディスプレイを搭載し、外形寸法は約17.4W×115H×50Dmm、質量は約128g。カメラは有効画素数319万画素のCMOSセンサーを搭載し、ワンセグやおサイフケータイ、LISMO Music&Videoなどに対応する。また、世界180カ国以上で使えるグローバルパスポートにも対応している。

キーはスラントレイアウト

GUIまで美しくデザインされている

こちらは2002年に発表した“au design project”のコンセプトモデル「Grappa 002」が進化した、「Grappa 2009」とも言えるモデルとのこと。スライドボディを採用し、チタン化合物を薄膜コーティングしたステンレスフレームが筐体サイドを縁どる。キーボタンはアルミ製で、傾斜をつけたスラントキーとすることで押しやすさを向上させた。

“MOBILE PICO PROJECTER”は、G9などと接続して写真や動画などを投影できる超小型プロジェクター。製造メーカーは東芝で、3,000台の限定販売となる。発売はこちらも4月下旬で、価格はG9とのセット価格で19,800円(税込)、単品の場合は39,800円(税込)。G9以外にもCyber-shotケータイ S001、CA001、Woooケータイ H001など、TV出力機能対応イヤホンジャックを備えたモデルと使用できる。

G9とMOBILE PICO PROJECTER。ほぼ同サイズであることが分かる

会場では上映デモも実施されていた

外形寸法は約50W×112H×18.3Dmm、質量約128gで、G9とほぼ同サイズ。光源にはLEDを使用し、投射距離0.25m〜2.5m、投写画面サイズ6インチ〜63インチとなる。0.5Wのモノラルスピーカーも搭載している。電源には充電式リチウムイオン電池を使用し、約110分の充電で約2時間10分の連続使用が可能だ。

左側面には電源やボリューム調整ボタンを配置

右側面にはフォーカスダイヤルやAV入力、オーディオ出力端子を備える

出力できるコンテンツはワンセグ(リアルタイム/録画再生)/EZムービー/フォト/PCドキュメントビューアー。著作権保護がかかっているコンテンツには非対応のため、LISMO Videoなどを投写して楽しむことはできない。


限定モデルとしているが「人気が出れば増産も視野に入れている」(同社説明員)とのことだ。

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