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カラーデザインが発表

東京スカイツリーは日本の伝統色“藍白”をベースにした「スカイツリーホワイト」に決定

2009/02/27 Phile-web編集部
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東武鉄道(株)と東武タワースカイツリーは、墨田区に建設中の「東京スカイツリー」のカラーデザインを発表した。

タワーへのアプローチのイメージ写真

都心を一望するタワーのイメージ写真

スカイツリーは塔体に「スカイツリーホワイト」を採用。日本の伝統色である最も薄い藍染めの色「藍白」をベースにしたオリジナルカラーだ。わずかに青みがかった白色が青空に映え、繊細な輝きを放つとしている。またEVシャフトはグレー、展望台はガラスとメタリック色のパネルを使用。頂部は鮮やかな白を採用し、先進性と未来を表す。

「白」は富士山の頂きなど、潔さ・神聖さを想起させ日本人の伝統的な美意識に通じる色であり、空の表情などを映し込み四季を通じて様々な表情を見せる色であるというコンセプトのもとに決定された。

カラーデザインを監修したのは、彫刻家で元東京芸術大学学長の澄川喜一氏。同氏は「東京スカイツリーは、世界に誇れる日本の古代建築である五重塔を参考にしながら、現代の優れた日本の技術の粋を集めた新タワーとしてデザインされている。日本人の伝統的な美意識に通じる『白』は、この“シンプル イズ ビューティフル”な形に最も適した色ではなかろうか。『白』は天空を背景としながら多彩な色を包容し、美しい立ち姿を際立たせることができる。時刻、天候、季節、さらに花火や新しいライトアップにより変化に富んだ世界に誇れる輝く未来のシンボルタワーの出現となるだろう」とコメントを寄せている。

東京スカイツリーは2008年7月の着工以来順調に進捗しており、現在塔体基礎鉄骨工事中。4月上旬以降、地上鉄骨工事が始まる予定だ。

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