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「ICT情報通信分野を200兆円市場へ引き上げる起爆剤」

UQコミュニケーションズ、「UQ WiMAX」試験サービスを開始

2009/02/26 佐藤和俊
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13時すぎから帝国ホテルで行われた開通式にはJR東日本の椎橋執行役員や石崎総務副大臣らが出席した
UQコミュニケーションズ(株)は、どこでもブロードバンドにアクセス可能な社会構築をめざし「UQ WiMAX」サービスを本日よりスタートさせた。

同サービスには、モバイルWiMAX規格である次世代高速通信の免許を取得している通信プラットフォーム。KDDI、インテル、京セラ、JR東日本、大和證券グループ本社三菱東京UFJが出資しており、この秋にも、全国を運用地域として本運用を開始する運びとなっている。

現在は、東京23区、横浜市と川崎市の一部に500ヶ所あまりの基地局を設置。5,000人あまりの無料トライアルユーザーの手元に、本サービスを受けるためのデータBOX(小型モデム)が近日中にも届くことになっている。

東京駅や渋谷、新宿といったターミナル付近では、同社支給のモデムと手元のノートPC等を接続すれば、3G携帯電話よりも格段に早いスピードの高速インターネットが本日より楽しめるようになった。

スタートに先立ち、記念イベントが都心のホテルで開かれた。イベントには石崎総務副大臣が登壇し、「現在95兆円あまりのICT情報通信分野の市場を、200兆円に引き上げる成長戦略の起爆剤になっていくのがこのサービス。世界の最先端技術への設備投資が景気回復のカギとして期待される」と祝辞を述べた。

WiMAXは世界の一部の都市で商用サービスが始まっているが、本格的な設備投資とサービス開始は日本がリードするものと考えられる。

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