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優れた地デジ高速移動受信性能も実現

三菱、車載用1DINサイズのBDプレーヤーを試作

2009/02/12 Phile-web編集部
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三菱電機(株)は、高速走行時にも地上デジタル放送やBDを安定して楽しめる高画質な車載用ハイビジョンAVシステム技術を開発。1DINサイズの車載用BDプレーヤー試作機も実現したことを発表した。

今回のシステムでは、独自の適応型歪補償技術を開発し、高速移動時にも地上デジタル放送の安定した受信性能を実現した。従来比では1.3〜1.5倍までの向上を達成しているという。また反射による電波障害が発生しやすい地域でも受信性能を向上する電波干渉抑圧技術も用いられている。

ダッシュボードへコンパクトに収納できる1DINサイズのBDプレーヤーも開発。映像信号の処理基板実装密度を1.5倍とし、ディスクをローディングする小型の搬送機構系を新規開発することでデッキ部分の容積が3分の1に小型化されているという。また機構系と制御系を統合して高精度に解析する技術を駆使し、新たな緩衝システムを開発。ドライブ中の振動発生時にも、BDを安定して再生できる耐振性能を実現している。

同社では今後、車載用地上デジタルテレビ受信技術を適用したチューナーについて、2009年度の製品化を目指して開発を進めていくという。その後、高級機市場に向けたBDプレーヤー搭載の車載AVシステムを商品化していく考えを明らかにしている。

【問い合わせ先】
三菱電機(株)先端技術総合研究所
業務部 広報・宣伝グループ
FAX/06-6497-7289

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