より自然な色表現が可能な「フォトリアリスティック」モードも搭載
ライカ、同社初のDLPプロジェクター“PRADOVIT”「D-1200」を発売
ライカカメラ社は、同社初となるDLPプロジェクター“PRADOVIT”「D-1200」を2月より発売する。国内販売価格は未定だが、昨年のフォトキナで発表された際は9,900ユーロでアナウンスされた。
本機は0.98型DMDチップ1枚を搭載した解像度1,920×1,200ピクセルのDLPプロジェクター。コントラスト比は2,500対1、輝度は2,000ANSIルーメン。1秒間60回転に対応する6セグメントのカラーホイールを採用する。なお24p映像信号の入出力にも対応する。
映像エンジンにはピクセルワークス社の「DNX」を採用。動の補間や色拡張、アンチエイリアスをかけジャギーをなくすことが可能とのことだ。DeepColorに対応するほか、映像モードとしてスタンダード/シネマ/フォトを用意。フォトモードではより自然な色表現が可能な「フォトリアリスティック」など3種類に分かれている。
レンズにはライカ バリオ・エルマリートP(f2.8〜3.1/33-42mm)を採用。投射距離は1mから15mで、上下約120%の手動レンズシフトも可能。投射距離とスクリーンサイズを対応させたチャートも付属している。
ボディはマグネシウム製で、大口径レンズの存在感を活かした「ライカらしさを表現したデザイン」(同社)であるという。マグネシウムを使ったことで高い放熱性を持ち、騒音レベルは28dB以下(スタンダードモード時)を実現している。
外形寸法は300W×104H×268Dmmで、特に奥行きをコンパクトにしている。質量も3.6kgとスリム化し、レンズ部の大きさとの対比も相まって、本体はかなりコンパクトな印象を受けた。
光源ランプにはPHILIPS社製の200W FudionPlus VIDI UHP(Ultra High performance/Pressure)ランプを採用。VIDIというのはUHPランプの駆動方式を指し、色表現力や輝度に優れ、キャリブレーションも容易という特徴を持っているという。
接続端子もHDMI(ver.1.3a)をはじめDVI-D、コンポジット映像、S映像、HDD-15タイプRGBなど豊富に備える。さらに制御用としてLANやUSB、RS232端子も搭載しており、家庭での視聴はもちろんプレゼンテーションなどでも広範な接続性を発揮する。
なお本機は天吊りにも対応。専用金具は現在開発中だが、汎用金具も使用可能とのこと。ご要り用の際は是非インストーラーにご相談されたい。
■写真の新しい楽しみ方を探すユーザーをターゲットに
本日都内にて行われた発表会には、ライカカメラ社 セールスマネージャーのSascha Noack氏が登場。「D-1200」の特徴を説明した。
ライカはこれまでスライドプロジェクターを発売してきたが、映像の投写が可能なデジタルプロジェクターは「D-1200」が初となる。本機はターゲットを「写真を綺麗に大画面で楽しみたいという写真愛好家/プロの写真家」、「新しいライフスタイルを求めている富裕層」に設定。そのほかプレゼンテーション用やホテルのカンファレンスセンターなどビジネス用途での使用も狙う。
「撮影(インプット)する機器は多く出してきたが、再現(アウトプット)する機器が唯一欠けていた」と語るNoack氏。同社によれば、デジタルスチルカメラの普及率は約75%にのぼっているという。「デジタルカメラで自分が撮った映像をより楽しみたいというニーズは高まっていくだろう」と分析し、「ライカから面白いものを提案していきたい。D-1200はコントラスト比が高く真っ白/真っ黒を表現できるほか、被写体の質感も再現できる。今後は市場の様子を見ながら普及を図っていきたい」と抱負を述べた。
【問い合わせ先】
ライカカメラジャパン(株)
TEL/03-5221-9501
本機は0.98型DMDチップ1枚を搭載した解像度1,920×1,200ピクセルのDLPプロジェクター。コントラスト比は2,500対1、輝度は2,000ANSIルーメン。1秒間60回転に対応する6セグメントのカラーホイールを採用する。なお24p映像信号の入出力にも対応する。
映像エンジンにはピクセルワークス社の「DNX」を採用。動の補間や色拡張、アンチエイリアスをかけジャギーをなくすことが可能とのことだ。DeepColorに対応するほか、映像モードとしてスタンダード/シネマ/フォトを用意。フォトモードではより自然な色表現が可能な「フォトリアリスティック」など3種類に分かれている。
レンズにはライカ バリオ・エルマリートP(f2.8〜3.1/33-42mm)を採用。投射距離は1mから15mで、上下約120%の手動レンズシフトも可能。投射距離とスクリーンサイズを対応させたチャートも付属している。
ボディはマグネシウム製で、大口径レンズの存在感を活かした「ライカらしさを表現したデザイン」(同社)であるという。マグネシウムを使ったことで高い放熱性を持ち、騒音レベルは28dB以下(スタンダードモード時)を実現している。
外形寸法は300W×104H×268Dmmで、特に奥行きをコンパクトにしている。質量も3.6kgとスリム化し、レンズ部の大きさとの対比も相まって、本体はかなりコンパクトな印象を受けた。
光源ランプにはPHILIPS社製の200W FudionPlus VIDI UHP(Ultra High performance/Pressure)ランプを採用。VIDIというのはUHPランプの駆動方式を指し、色表現力や輝度に優れ、キャリブレーションも容易という特徴を持っているという。
接続端子もHDMI(ver.1.3a)をはじめDVI-D、コンポジット映像、S映像、HDD-15タイプRGBなど豊富に備える。さらに制御用としてLANやUSB、RS232端子も搭載しており、家庭での視聴はもちろんプレゼンテーションなどでも広範な接続性を発揮する。
なお本機は天吊りにも対応。専用金具は現在開発中だが、汎用金具も使用可能とのこと。ご要り用の際は是非インストーラーにご相談されたい。
■写真の新しい楽しみ方を探すユーザーをターゲットに
本日都内にて行われた発表会には、ライカカメラ社 セールスマネージャーのSascha Noack氏が登場。「D-1200」の特徴を説明した。
ライカはこれまでスライドプロジェクターを発売してきたが、映像の投写が可能なデジタルプロジェクターは「D-1200」が初となる。本機はターゲットを「写真を綺麗に大画面で楽しみたいという写真愛好家/プロの写真家」、「新しいライフスタイルを求めている富裕層」に設定。そのほかプレゼンテーション用やホテルのカンファレンスセンターなどビジネス用途での使用も狙う。
「撮影(インプット)する機器は多く出してきたが、再現(アウトプット)する機器が唯一欠けていた」と語るNoack氏。同社によれば、デジタルスチルカメラの普及率は約75%にのぼっているという。「デジタルカメラで自分が撮った映像をより楽しみたいというニーズは高まっていくだろう」と分析し、「ライカから面白いものを提案していきたい。D-1200はコントラスト比が高く真っ白/真っ黒を表現できるほか、被写体の質感も再現できる。今後は市場の様子を見ながら普及を図っていきたい」と抱負を述べた。
【問い合わせ先】
ライカカメラジャパン(株)
TEL/03-5221-9501
関連リンク
トピック
- ジャンルDLPプロジェクター
- ブランドLEICA
- 型番D-1200
- 発売日2009年2月
- 価格未定
【SPEC】●チップ:0.98型DMD ●解像度:1920×1200 ●アスペクト比:16対10 ●光出力:2,000ANSIルーメン(フォトリアリスティックモード時は1,400ANSIルーメン) ●コントラスト:2,500対1 ●レンズ:ライカレンズ、ズームレンズ(手動)、投写比1.6〜2.0対1 ●光源ランプ:220W FusionPlus VIDI UHPランプ ●ビデオ入力端子:HDMI1、S映像1、DVI-D1、RCA1、HDD-15ほか ●制御端子:LAN、RS232、USB、クイックアクセス赤外線リモコン ●騒音レベル:28dB以下 ●外形寸法:300W×104H×268Dmm ●質量:約3.6kg