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AppleのQuickTimeフォーマットに対応

ビクター、SDHCカード対応の業務用ビデオカメラ「GY-HM100」を発売

2009/01/08 Phile-web編集部
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日本ビクター(株)は、業務用のビデオカメラ新製品として、記録媒体にSDHCメモリーカードを採用したフルHDモデル「GY-HM100」を4月下旬に発売する。

8日開催された記者発表会では、合わせて業務用機器の商品ブランドが、今後グローバルに“JVC”で統一される方針も明らかにされた。本件の詳細には後ほど触れることとして、はじめに新製品「GY-HM100」の製品についてご紹介する。

本機の価格はオープンだが、発売時は50万円を切る価格帯での販売が予想される。本体は付属のバッテリー、マイク装着時の質量が約1.4kgという、軽量コンパクトサイズを実現。プロフェッショナルの撮影現場におけるハンドリング性能を高めている。


GY-HM100

本体には2基のSDHCメモリーカードを設ける
記録媒体にはSDHCメモリーカードを採用。本体側面に2基のスロットを設け、それぞれにシームレスでデータ記録が可能。2枚のカードへ最長約6時間の映像が連続記録できる。なお同時に2枚のカードに同じ映像をデュアルで記録することはできない。


映像ファイルの記録フォーマットにApple社のQuickTime(for Final Cut Pro)を採用

HDコンテンツ制作のシームレスなワークフローを実現する
本機では映像ファイルの記録フォーマットにApple社のQuickTime(for Final Cut Pro)を採用し、SDHCメモリーカードへのダイレクト記録を実現した。これにより、業務用HD映像制作の現場に広く普及しているアプリケーション「Final Cut Pro」との連携性能を高め、コーデック変換やファイルのラッピング変換なしにダイレクトに読み込みができ、画質劣化のないワークフローが実現できるようになるという。またMPEG-2 ISOベースメディアファイルフォーマットに対応し、主要なノンリニア編集システムへの対応も可能にしている。


マルチフォーマットの記録に対応
本体に搭載する新開発のMPEG-2エンコーダーにより、1080p/1080i/720pのマルチフォーマット対応を実現。35Mbpsの高画質記録が可能な「HQモード」から、互換性に優れ、データ容量もセーブできる25Mbps/19Mbpsの「SPモード」が選択可能だ。


フジノン製10倍ズームレンズを搭載

レンズはマニュアルフォーカス/ズームに対応
撮像素子には1/4型プログレッシブCCDを3枚搭載。豊かな色再現性と14bit DSPによる高解像度を実現している。また新開発のフジノン製10倍ズームレンズを搭載し、同じく新開発の光学手ブレ補正とともに、多様なシーンでの高画質撮影をサポートする。レンズはマニュアルフォーカス/ズームによる操作も可能。フィルター口径は46mmとなる。

本体には映像出力用にHDMI端子も備え、1080i/720pと480iダウンコンバート出力に対応する。USB2.0対応mini Bタイプの端子も備える。


2.8型の液晶ディスプレイファインダー

0.44型のビューファインダー
本体には2.8型の液晶ディスプレイと0.44型のビューファインダーを搭載する。プロユースを考慮したスイッチレイアウトや映像設定メニューが採用されている。本体にはXLRバランス音声入力端子を備え、ステレオLPCM 48kHz/16bitのオーディオファイル記録が行える。なお、静止画についても最大記録が素数1920×1080画素のJPEGファイルが撮影可能だ。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルSDカードムービー
  • ブランドVICTOR
  • 型番GY-HM100
  • 発売日2009年4月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格500,000円前後)
●撮像素子:1/4型プログレッシブCCD×3 ●記録メディア:SDHCメモリーカード ●消費電力:7.2W ●外形寸法:138W×178H×365Dmm ●質量:約1.4kg(バッテリー/マイク含む)