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堺工場の稼働を見据えて効率化

シャープ、液晶パネル工場を再編 − 三重/天理工場の一部を閉鎖し亀山で集中生産

公開日 2008/12/12 13:58 Phile-web編集部
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昨年夏に発表された堺新工場の模型
シャープ(株)は、2009年1月より同社が亀山/三重/天理に置く液晶パネル工場の再編を行うことを発表した。

現在中小型パネルを生産する三重(第1〜第3)工場と天理工場の一部生産を亀山第1工場へ移管するほか、順次生産品目やパネルサイズの適正化を図る。三重第1工場/天理工場の一部生産ラインは閉鎖する。

今後は中小型液晶パネルは亀山第1工場で、大型パネルは亀山第2工場で集中生産。堺市の新工場(関連ニュース)と合わせ、生産効率の向上と競争力の強化を図る考えだ。

同社によれば、第6世代マザーガラスに対応した亀山第1工場の生産ライン活用や、減価償却をほぼ終えている天理や三重の各生産ラインの効率化を図るため、かねてより工場の再編を検討していた。また、現在堺市に建設中の第10世代マザーガラス採用新工場が2010年3月稼働開始することを見据え「現在の市況環境は液晶パネルの余剰感もあり、既存の液晶パネル工場の再編に着手する最適なタイミングと判断した」という。

同社は「大型液晶・中小型液晶事業とも、さらに競争力を高めた高効率な生産体制の構築を図り、グローバルな競争優位性を高めていく」とコメントしている。

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