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都心最大規模のシネコン「新宿ピカデリー」が明日オープン − メインロビーにシャープ108V型液晶ディスプレイを導入

2008/07/18
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都心最大規模のシネマコンプレックス「新宿ピカデリー」が7月19日(土)、副都心線開通で賑わいをみせる新宿三丁目にオープンする。

11階建てのビルには計10スクリーンのスクリーンを設け、総計2,237席という大規模なシネコンだ。館内のデザインコンセプトは“真っ白なシアター”。映画の魅力を引き出すキャンバスをイメージしたという白を基調としたデザインでビル全体が統一されている。館内にはシャープ製の液晶ディスプレイが51台配置され、まさに次世代の映画館といった印象だ。


3階メインフロアに設置されたシャープ製108V型液晶ディスプレイ

建物の中に足を踏み入れるとまず目に付くのは1階から3階までを貫く大きな吹き抜け。その吹き抜けの3階中央部分に、シャープの世界最大の業務用108V型液晶ディスプレイが設置され、映画の宣伝用映像が上映されている。また同じく3階ロビーのチケットカウンターには65V型液晶ディスプレイ、ドリンクやフードを販売する売店に52V型液晶ディスプレイを設置。真っ白な空間に鮮やかな映像が浮かび上がり、華やかさを演出している。


3階のチケットカウンター

65V型液晶ディスプレイで空席状況や上映時間などが確認できる

売店には52V型液晶ディスプレイが設置。明るい画面でメニューがみやすい
報道陣向けの説明会では、新宿ピカデリーを運営する松竹(株)映像本部 映画興行部 樫村暢彦氏が、液晶ディスプレイの導入の理由について「明るい空間の中で高コントラストで表示可能で、さらに大画面で遠くからも情報が確認できる点が魅力的だった。またポスター貼り変え時の費用を抑えられるとともに、映像芸術のミュージアムとしての役割も期待できる」とメリットを語った。


松竹(株)映像本部 映画興行部 樫村暢彦氏

シャープ(株)情報通信事業本部 副部長 名井 哲夫氏
シャープ(株)情報通信事業本部 副部長 名井 哲夫氏は液晶ディスプレイについて説明。「インフォメーションディスプレーはポスターのように縦型も可能な設置フリー、屋外での使用にたえうる耐寒強制などの技術が必要。今回納入させていただいた108V型は、亀山第2工場で採用の第8世代マザーガラスから1面取りできる最大サイズの108V型ワイドASV液晶パネルを採用した。高コントラストで視野角が広いという液晶の特長が松竹様のニーズにマッチしたのだと思う。今月から国内出荷を開始し、今後は海外展開していく」と述べていた。

108V型液晶ディスプレイのほかにも、新宿ピカデリーには興味深い設備やサービスが満載だ。4階のスクリーン1は本館で最大収容人数となる607席を収容し、さらに2階席が設けられている。この2階席は中央部分の「プラチナシート」とその両サイドに構える世界初のプライベートルーム「プラチナルーム」で構成されている。


4階フロアにある「スクリーン1」。2階席はプラチナルームとプラチナシートが設置

2階席の案内図
「プラチナシート」はカッシーナ・イクスシー社がデザインしたオリジナルの劇場用シートで、くつろぎなから映画鑑賞が可能だ。なおチケットは1人5,000円となる。「プラチナルーム」は世界で初めてのプライベートルーム型のバルコニー席で、ソファはイタリアデザイン界の巨匠、ヴィコ・マジストレッティ氏がデザインした「ポルトヴェーレネ」を採用。チケットはペアで30,000円と高価だが、専用ルームやプラチナクラブカフェも用意され、ローマの休日さながら夢のようなひとときを過ごせそうだ。


専用エレベーターで2階席へ。中央にはプラチナシートが22席

サイドにはプラチナルームが2室

高級感漂うプラチナクラブカフェ
(Phile-web編集部)

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