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中国の新音声圧縮技術がBDAの評価テストに合格 ー BDへの正式採用へ前進

公開日 2008/07/08 19:36
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BDの規格策定や普及促進を行う業界団体、ブルーレイ・ディスク・アソシエーション(BDA)は、中国で開発された新たな音声圧縮技術「DRA(Digital Audio Coding)」が同団体の技術評価テストに合格したと発表した。

DRAは、デジタルオーディオに関する中国の新たな音声圧縮技術で、今回のテスト合格によって、この技術がBDフォーマットへの正式採用に大きく前進したことになる。

この結果は、BDA合同技術委員会の下に設置されたオーディオコーデック評価テクニカルタスクフォースの技術者と、中国華録集団(China Hualu Group)とDigiRise Technologyとの協力により実現したもの。

テスト合格を受け、BDA中国タスクチームリーダーの松村純孝氏は「中国で開発された音声圧縮技術であるDRAがBDAの技術評価テストに合格したことを喜ばしく思う」とコメントを発表。さらに、現在BDAがBDフォーマットの一部としてDRAを正式採用するための、最終段階の作業を行っていることも明らかにした。

なお同団体は、BDのテストセンターを中国で初めて設置したことを併せて発表した。同団体にコントリビューター・メンバーとして参加しているCESI Technologyを中国初の公式テストセンターとして指定したという。

これにより、中国企業はBDプレーヤー生産の認証を同テストセンターで受けられるようになり、BD互換製品の開発や発売に費やす時間を大幅に短縮することが可能になった。

(Phile-web編集部)

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