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東芝、 “超解像”やH.264録画対応の「SpursEngine」搭載Qosmioを発売

2008/06/23
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Qosmio G50シリーズ

G50シリーズに付属のリモコン
(株)東芝は、自社開発のHDプロセッサー「SpursEngine SE1000」を搭載したAVノートPC“Qosmio”シリーズ新モデル3機種を7月下旬に発売する。

発売するのは以下の3モデル。

・“Qosmio G50"「G50/98G」¥OPEN(予想実売価格335,000円前後)
・“Qosmio G50"「G50/97G」¥OPEN(予想実売価格285,000円前後)
・“Qosmio F50"「F50/88G」¥OPEN(予想実売価格255,000円前後)

3機種とも地上デジタルチューナーを2基搭載し、2番組同時録画も可能。地上デジタル放送用の小型アンテナも同梱する。7月4日に運用が開始されるダビング10にも対応する予定。

CPUはインテルのCore2Duoで、光ディスクはDVDスーパーマルチドライブを搭載する。HDD容量はG50/98Gが500B、G50/97G、F50/88Gが250GB。ディスプレイはG50シリーズ2機種が18.4型のフルHD、F50シリーズは15.4型のワイドWXGAとなる。

3機種が搭載した「SpursEngine」は、Cell Broadband Engineのアーキテクチャーをベースに独自開発したコプロセッサー。4つのSPEと呼ばれるコアと、フルHD対応のハードウェアコーデックを内蔵している。これまで、複雑な映像処理はCPUやGPUで行われていたが、新製品ではこれらの処理をSpursEngineが行うことで、CPUに負荷をかけずに処理を行える。

「SpursEngine SE1000」

新モデルでは、このSpursEngineの性能を活かした、非常に高度なAV機能を盛り込んだ。一つは高精度なアップスケーリングで、DVDなどのSD画質の映像を、独自のアルゴリズムを使い、情報を類推し補完することでHD解像度に変換して再生する。これまでも同社は、昨年のCEATECなどでSpursEngineを使った高精度アップスケーリングのデモを行っており(関連ニュース)、その際は「超解像」という呼び方で性能をアピールしていた。また同社が、DVDソフトをハイビジョン並みの画質で再生できるDVDプレーヤーの発売を予定しているとの一部報道があった(関連ニュース)が、そのアップスケーリングにも、このSpursEngineが使われるのではないかという観測がある。

上の写真のようなSD画質の映像をSpursEngineでアップコンバートすると…

上の写真のような高精細な映像で表示できる

また新モデルは、地上デジタル放送をH.264でエンコードし、録画することが可能。H.264の画質はXP/SP/LP/EPの4種類で、EPのみSD画質となる。EPのビットレートは2.0Mbpsで、同社では「地デジ8倍録画機能 」として訴求している。


上から「顔サムネイル表示」、「音量レベル表示」、「シーンサムネイル表示」の表示例
再生時には、録画コンテンツから人の画像が映っているシーンを抜き出し、時系列でサムネイル表示する「顔サムネイル表示」、さらに定時間毎の映像を静止画で抽出し、時系列でサムネイル表示する「シーンサムネイル表示」、番組内の盛り上がりを、音量レベルの棒グラフで表示する「音量レベル表示」など、豊富なシーン検索機能を備えている。

【問い合わせ先】
東芝PCあんしんサポート
TEL/0120-97-1048

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番上記参照
  • 発売日2008年7月下旬
  • 価格上記参照