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キスする女性型ロボットにメタボ対策品も − 大人も楽しめる“渋TOY”多数「東京おもちゃショー」

2008/06/19
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本日より22日まで、東京ビッグサイトで「東京おもちゃショー2008」が開催されている。一般来場者向けのパブリックデータは21日、22日の2日間で、入場は無料。

同ショーは国内最大の玩具見本市で、今年は134社が出展。会場には36,000点を超えるおもちゃが展示されている。

正直に言うと、同じビッグサイトで開催されている「ケーブルショー2008」の取材のついでに訪れたのだが、大人も楽しめる奥の深いおもちゃが多数展示されているのに驚かされた。

同ショーを主催する(社)日本玩具協会の説明によれば、今年の重点テーマの一つに「大人層を対象としたおもちゃ」があるとのことで、メタボ対策のため「健康」をキーワードにしたおもちゃなどの展示も目立っていた。その中でも目立っていたのはセガトイズで、大人向けの商品やAV機器としても注目に値する商品を大々的にアピールしていた。ということで、セガトイズの商品を中心に、大人も楽しめる“渋TOY”をレポートしていこう。

■メタボ対策おもちゃ「カラダトレーナー」

セガトイズのブースに入ると、ウォーキングマシンの上でランニングする女性の姿が目に飛び込んできた。よく見ると、耳にはヘッドセットが装着されている。

耳にかけているのが「カラダトレーナー」

運動をすると脈拍などを計測しアドバイスしてくれる

これは「カラダトレーナー」という製品で、耳たぶで脈拍を計るセンサーも装備している。さらに、iPodなどを接続できる外部コネクターも持っており、自分の好きな楽曲を再生できる。音楽を再生して運動を始めると、脈拍やリズムの状況に応じ、「リズムに合わせてもう少し強く運動してください」「とてもよい状態で運動しています」など、カラダトレーナーがアドバイスをしてくれる。電源は単4アルカリ電池1本で、約15時間の連続使用が可能。価格は5,775円(税込)で、すでに販売を行っている。安価なので気軽に導入できそうだ。「メタボ」という言葉が気になる方はぜひ試してみよう。

■渋いギミック満載の「ホームジュークボックス」

音楽関連の製品では、ずばり40代の男性をターゲットにした「ホームジュークボックス」も要注目だ。発売は10月9日で、価格は29,400円(税込)。ユニバーサルミュージックのオールディーズ20曲を内蔵しているほか、SDカードスロットを装備し、カード内のMP3を再生することもできる。ギミックも充実していて、小さなレコードのフィギュアを1枚ずつピックアップし、さらにジュークボックスの「ディスクチェンジ」動作も再現する。また、ピックアップが落ちた際のチクチク音、チェンジャーアームの動きの音など、エフェクト音にもこだわっている。

「ホームジュークボックス」

ネオンが美しく輝くジュークボックスにあこがれを持っている人は多いだろう。記者もその一人だが、ヴィンテージものは非常に高価だし、置く場所を確保するのも大変だ。この商品で積年の思いを晴らしてみるというのはどうだろう。

ステージの上で楽器フィギュアが各パートを演奏する「LIVEDREAM」という製品も展示されていた。10月9日の発売で、価格は29,400円。ぶっちゃけ、バンダイ「LITTLEJAMMER」から人間を取っ払った商品と考えればわかりやすい。内蔵曲は30曲で、別売りのカートリッジで楽曲の追加も可能。最大8台まで同時演奏ができる。楽器を置く位置によって音の聞こえ方が変化するというのは新しい試みだ。また、主旋律を奏でることができる楽器をセンターに置くと、メインパートを置いた楽器が演奏するというのも凝っている。楽器はジャズバンドセット、ロックバンドセットの2種類が用意される。

「LIVEDREAM」

■超小型画面のデジタルフォトフレーム「Digi-Pod」

最近、デジタルフォトフレームが人気を集めていることは、一条真人氏のレポートで紹介したが、セガトイズも負けていない。同社はこれまで、1.5インチという極小サイズのデジタルフォトフレーム「Digi-Pod」(3,675円)を販売してきたのだが、この好評を受け、2.4インチ フルカラーTFT液晶を搭載した「Digi-Pod 2.4」を10月9日に発売する。価格は7,980円(税込)。

1.5インチのデジタルフォトフレーム「Digi-Pod」

使い方は至ってかんたん。USBケーブルでPCに接続し、好みの写真を30枚転送できる。スライドショー機能、時計機能も内蔵している。画面解像度は320×240ドットと、この画面サイズにしては高精細と言える。電源が単3電池というのもポイントで、電源がない場所でも気軽に利用できるのが嬉しい。

また、参考出品として、「Digi-Pod TREK」という腕時計型の商品も展示された。ステレオスピーカーを内蔵し、動画や音楽の再生、音声録音が行えるという、一見無駄とも思える高機能ぶりが男らしい。かなり大きく、ゴツイのは気になったが、目立ち度はバツグン。本体バンドにUSBケーブルが仕込まれており、引っ張り出してPCに接続する仕様も、スパイグッズのようでカッコいい。

参考出品の「Digi-Pod TREK」

動画や音楽再生が可能。USBケーブルはバンド内に仕込まれている

■色っぽいシェイプの新感覚ロボット「エマ」


“女性型インタラクティブロボット”「エマ」
セガトイズと言えばロボット。これまで、犬型ロボット「i-dog」やペンギン型の「i penguin」など“iシリーズ”が好評を博してきたが、今回同社は、“女性型インタラクティブロボット”という新境地を開拓してきた。商品名は「エマ」で、「Eternal Maiden Actualization」の頭文字を取ったもの。発売は9月26日、価格は18,900円(税込)。

キャッチコピーには「女性をモデルにして作成された色っぽいシェイプ!」とある。たしかに胸が大きいし、くびれも再現されている。さらに、その動きも女性の動作やしぐさを研究して作られており、名刺を差し出したり、うまく扱うとキスをしてきたり(!)するというから凄い。手や足を動かし、その動きを記憶する「プログラムモード」、両手をタッチ操作することで60種類の動作をさせる「コマンドモード」なども備える。しかも、「不思議な甘いロボ語で話しかけて」くることもあるというのだから、家庭内不和を抱えているお父さんの癒しグッズとして推薦したい。


セガトイズの女児向けMP3プレーヤー。左がスピーカー内蔵ドックに置いたところ、右がふだん持ち歩くプレーヤー部

セガトイズの鍵盤が自動で動く「グランドピアニスト」。このあいだ実家に帰ったら置いてありました


タカラトミーの“世界最小カラオケ”「Hi-kara」。本体部には液晶ディスプレイも装備

バンダイのテレビに接続できるデジタル顕微鏡「EYE CLOPS」。男性なら頭皮チェックにも使える?



(Phile-web編集部)

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