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ビクターと船井、液晶テレビなど映像事業で業務提携

公開日 2008/01/30 18:02
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日本ビクター(株)と船井電機(株)は、ディスプレイ機器を中心とした映像機器事業分野で業務提携を行うと発表した。

業務提携ではまず、共同生産や相互生産委託を進める。生産委託では、ビクターが生産する液晶テレビを、米州においてFUNAIブランドで販売するほか、船井電機が製造する液晶テレビを、欧州においてビクターブランドで販売する。これらの生産委託は2008年2月から順次開始する。

さらに、船井電機が欧州で発売する液晶テレビの、ビクターへの開発委託も2008年上期から開始する。また、ビクターが主に欧州で発売する液晶テレビを両社で共同開発し、船井電機での生産を2008年度に開始する。

そのほか、共同購買による原材料費の削減や購買力の強化、物流における協業によるコスト削減、また生産技術やアフターサービス、環境などでの協業も検討する。

業務提携について両社は、「両社の保有する経営資産の有効活用と相互補完に加え、協業によるスケールメリットも追求しつつ、映像機器事業の経営基盤の強化を図る」と説明。

具体的には、船井電機の低コスト生産技術とビクターの高画質技術、高付加価値を融合させることで、商品の相互供給によるラインナップの補完と強化、また映像機器のプラットホームの共同開発による開発効率向上と投資負担の低減を図っていくという。

(Phile-web編集部)

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