HOME > ニュース > 【Senka21】年頭メーカーアンケート − スタート・ラボ・木藤正一氏

【Senka21】年頭メーカーアンケート − スタート・ラボ・木藤正一氏

公開日 2008/01/15 13:57
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
主要各社が語る2008年の市場環境の変化と需要創造の取り組み
年頭メーカーアンケート メディア編 〜スタート・ラボ〜



(株)スタート・ラボ 取締役 第一営業部 部長 木藤正一氏
用途の広がりと多様化を的確に掴み需要を喚起
新たな市場創造にも注力


Q1:市場を取り巻く環境が目まぐるしく変化をする中で、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観の中で、メディアの役割や意義に、どのような変化があると考えているか。

A1:ここ数年、私たちの生活環境の中でデジタル化が急速に進むと同時に、その質の向上、即ち、画像や文字であれば、高精細・高密度といった具合にデータ容量が増大するばかりである。圧縮技術も進歩しているが、高容量化を完全にカバーするまでには至ってないのが実情である。

そういう中、画像・音源・各種データを保存するという需要は益々高まり、記録メディアの用途も広がりを見せているが、大きく分けて「一時保存」「恒久保存」があり、それぞれの目的に合わせて記録メディアを選ぶことになり、その記録メディアの選択も、光・磁気記録から半導体記録やハードディスクにまで及び、幅広い選択ができるようになってきている。

いずれにしても高容量化するなか、記録に要する時間が長くなってはユーザーベネフィットに反することになるので、高速記録は必須であると考えている。

また、記録後のメディアの保管も多様化していると思うので、「恒久保存」に際し、安心して長期保存できる品質も求められる条件となるであろう。

Q2:2008年の御社の中心となる商品ジャンルおよび、その、需要喚起、市場創造へ向けての提案、取り組みについて。

A2:ディスク型光記録メディアにおける2008年はHD記録(BD-R・HD-DVD-R)となることは間違いなく、弊社も高品質で安全な商品化を行い、市場要望に答えたいと思う。しかし、まだその主流はDVD-Rで、日本記録メディア工業会での予測でも2007年に続き2008年の需要はまだまだ拡大するとある。

そのような環境下、DVD-Rユーザーの用途も求める幅が広がり多様化するものと考えられ、弊社はその要望を的確に掴み、需要喚起していきたいと思う。具体的には2007年に引き続き、ユーザーの目線に立ったパッケージングの提案や新商品「トリプルガード」に代表される高信頼性商品を立案し、新たな市場創造に努めると同時に、2011年のデジタル放送への完全移行化に向けてCPRM商品の需要が高まるので、ラインナップの充実を図り、幅広いユーザー要望に対応していく予定である。

(Senka21編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE