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CAVジャパン創立1周年を記念した感謝の会を開催

公開日 2007/12/13 12:02
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CAVジャパン・法月利彦社長
CAVジャパンは12月10日、同社創立1周年とショールームの開設を記念した感謝の会を催し、大勢の業界関係者が会場狭しとかけつけた。冒頭、あいさつに立った、CAVジャパン(株)代表取締役社長 法月利彦氏は、この一年を振り返るとともに、これからの事業戦略について次のように述べた。

「昨年の10月30日にCAVジャパンを設立し、1年が経ちました。当初はなかなか思うようにはいきませんで、最初の6ヵ月、今年の4月くらいまでは大変苦戦をしました。やはり、新しく事業を始めるということになると、インカムがなく出る一方で、さぁ、どうしようかというところまでいきました。しかし神風が吹いたわけではないのですが、昨年10月からスタートさせた営業活動が5月くらいから形として出てきました。今日、こういう会を催すことができたことも、私にとってはまだ夢の途中で、これからCAVジャパンの本当の意味での事業が始まるのだと思っています。

現在われわれは3つの事業の柱で構成されています。1つ目は『ハイファイオーディオ』、2つ目は『OEMビジネス』。そして3つ目が『ビルトインビジネス』、すなわち、住宅産業と組み、最初からスピーカーを埋め込んだり、スクリーンを付けたりというビジネスです。

最初の1期は、06年10月30日からスタートして07年3月31日までですから当然赤字ですが、第2期の08年3月期は、トータルで累積損もなくなり、黒字転換になる見通しです。売上げで言うと約20億円、さらにその次の期には50億を目指していますが、これは達成できるのではないかと自信を持っています。

問題はその後。事業の拡大というのはやはり、エリアの拡大、チャネルの拡大、商品の拡大、この3つがなければできません。エリアの拡大で言いますと、私は今、日本で商売をしていますので、この先どうしようかというときに、米国を頭に描いています。どこかの時点で、米国でのビジネスをしたい。チャネルではやはりインターネットを無視できません。ネットというものに対する展開を充実させなければいけないと思います。商品については、今はホームオーディオを中心にやっていますが、今後カーオーディオも視野に入れて展開したいと考えています。

まだまだ零細企業ですが、皆さんのご支援を賜りながら、さらなる成長ができたらと思っています。本当に今日はお忙しい中ありがとうございます」。


祝辞を述べる小社社長・和田光征
大勢の業界関係者がお祝いにかけつける中で、出席者を代表して、小社社長・和田光征が祝辞を述べた。

「CAVジャパン株式会社創立一周年を記念し、法月社長様、社員の皆様、本日はおめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。日曜日の早朝にテレビをつけますと、ジャパネットたかたの燗cさんが出ていて、ソニーのブラビアとシャープアクオスの説明をしておりまして、『このテレビには2.1chのスピーカーが付いています』と言って、テレビの画面いっぱいに映し出されたのがCAVのスピーカーシステムです。また、その日の午後に外出時に電車に乗って朝日新聞を見ておりますと、ジャパネットたかたの全面広告が出ていて、またそこに、アクオスとブラビアとともに、CAVのスピーカーが出ていました。これほどテレビや新聞に露出されているスピーカーは他にはないのではないかと思います。ホームシアタースピーカーにおいては、実質国内シェアNo.1なのではないでしょうか。それを僅か1年でやり遂げられたわけです。

同時に本日ご出席の評論家の斎藤宏嗣先生、大阪屋の森田正二社長様が委員長を務める『オーディオ銘機賞』、さらに『ビジュアルグランプリ』においても賞を受賞し、ピュアオーディオの商品づくりにおいても高い評価を獲得しております。

私はこの業界での生活が40年になります。その間、多くの企業家を見ておりますが、起業して僅か一年で20億の売上げまで持っていくというのはすごいことだと思います。まさに、法月社長様の手腕の真骨頂の賜物と、心から敬意を評するものです。何がそこまでさせたのかと考えますと、それは、法月社長様が一期一会の縁を生来、心から大切にしているからではないかと思いました。柳生家の家訓に、「小人は縁に出会えて縁に気づかず」。「中人は縁に出会って縁を生かせず」。そして、「大人は袖触れ合う縁さへ生かす」と言われていますが、まさに法月社長様は、大人の縁を生かす人であるからではないでしょうか。

過日、法月家のご長男の結婚式に出席させていただきました。法月社長様のご配慮で、私の隣の席がジャパネットたかたの燗c社長様で、いろいろお話をさせていただきましたが、その根本にあるものは、人間に対する本当に深い愛情を持っている人で、一期一会の縁を大切に、そしていつも心から感謝するということではないかと思いました。私はジャパネットたかたさんの揺ぎ無きポジション、隆盛の根っこにある哲学を強く感じ取りました。それが同時に、法月社長様の哲学ともピッタリと重なりました。

義に厚く、縁を大切にする法月社長様の人間としての魅力、素晴らしさ、スケールの大きさ、そして前向きさを、私はずっと見て参りましたし、それが、僅かな時間の中でここまで成長をおさめる。なおかつ、これから先も間違いなく発展していかれ、さきほどおっしゃられた売上げも、あっと言う間にクリアされていくのではないかと思います。CAVジャパン株式会社様の益々の発展を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます」。


オーディオ銘機賞の賞状が審査委員から法月社長に手渡された
感謝の会が進められる中、「オーディオ銘機賞」を受賞したCAVのスピーカーシステム「V-70NW」の賞状授与式があわせて行われ、審査委員長をつとめる評論家・斎藤宏嗣氏、大阪屋社長・森田正二氏、審査委員のロイヤルオーディオ社長・丸山明氏の三氏より、法月社長に賞状が手渡された。

ショールームを備えた新しいオフィスで、2年目のスタートを切ったCAVジャパン。商品ラインナップもますます充実させ、積極的な展開を見せている。リビングルームにおけるホームシアターシステムやピュアオーディオなど、“音”に対する市場での関心が高まりを見せる中で、催された「感謝の会」の会場の熱気にも表れていた、CAVジャパンに対する流通関係者からの熱く、大きな期待に応えた、日本市場における一層の飛躍、活躍に向けた一挙手一投足が注目される。

(Senka21編集部)

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