<東京モーターショー2007>ボーズ、新開発のヘッドユニット「Bose Media System」をフェラーリが採用

2007年10月24日
ボーズ・オートモーティブ(株)からは、このたびフェラーリの新車に標準装備されることとなった初の車載用インフォテイメントシステム「Bose Media System」がお披露目された。

■多機能、かつシンプルな操作性を実現した独自開発のヘッドユニット


Bose Media System
「Bose Media System」は、多様化が進むカーエンタテインメントの機能をシンプルに使いこなせるよう、ボーズが独自に開発したヒューマン・インターフェースを採用した車載用ヘッドユニットだ。このたびフェラーリから発売された新車「フェラーリ 612 スカリエッティ・エンハンスト」に標準装備として採用されることになった。


本体にはHDDやユニバーサル対応のディスクプレーヤーを搭載する
本体にはHDDが搭載されており、CDからリッピングした楽曲データを約200時間ぶん保存することができる。同社のホームオーディオにも採用されているインテリジェント楽曲検索・再生機能「uMusic」も搭載し、ユーザーの好みにあった楽曲を、システムが自動的に選択してジュークボックスのように再生することも可能だ。

搭載するドライブはCDやDVDビデオ/オーディオの他に、SACDの再生にも対応している。その他、同社独自開発のラジオチューナーの搭載や、Bluetooth接続に対応することで、携帯電話を使ったハンズフリーコールなどの操作も実現している。さらに本体にはUSB入力を設け、フラッシュメモリーに保存した楽曲を本体のHDDに保存して再生が楽しめる。また、別途オプションの追加によりiPodを本体に接続して楽しむこともできる。


ダイアルノブに手を近づけると、メニュー画面がポップアップする

ダイアルノブでは楽曲の選択操作などが行える
インターフェースの特徴は、「プロキシミティセンサー(近接感応センサー)」にある。本体の右側に搭載したダイアルノブは、それ自体が楽曲の再生や選択の操作用インターフェースとして機能するが、他にもユーザーがノブ付近に向かって手を差し出すことで、内蔵する赤外線センサーが反応し、ディスプレイ上に再生中の楽曲情報やCDアルバムの情報などがポップアップして表示される。本機能により、インターフェースの視認性や操作性が高まるだけでなく、ドライバーの安全までもがサポートされている。

■会場では最新フェラーリに試乗して、ボーズの5.1chサラウンドが楽しめる

同社のブースには本機の開発に携わった、技術部 プロジェクト エンジニアの赤塚宗治氏が来場し、製品の説明を行っている。


ボーズ・オートモーティブ(株)赤塚宗治氏

新車「フェラーリ 612 スカリエッティ・エンハンスト」に試乗してボーズのサラウンドが楽しめる
本機は年初にスイスで開催されたジュネーブモーターショー2007にも出展され話題を集めたが、日本仕様化が完了したモデルを国内のイベントに展示する機会は今回が初めてとなる。赤塚氏によれば、日本仕様化に要した時間は実に3年間に渡り、その間ナビゲーションの表示や音声コマンド、音声ガイドを実現してきたという。同社では「Bose Media System」に関わる技術開発に約4年前から着手してきたが、今回フェラーリ社がその高い技術と優れた性能に着目し、同社の新たなフラグシップ・カーに標準搭載する運びとなった。製品のデザインについても、フェラーリの高級感あふれるインテリアへのマッチングが図られているという。なお、フェラーリでは既に本車種の予約販売の受付を開始しており、年内に20台を販売予定である。

今回のイベントでは、フェラーリの新車に試乗し、デュアルベースソースを含む11スピーカー構成による迫力あふれる5.1chサラウンドが体験できる。期間中は混雑が予想されるので、来場の際には早めに同社のブースをチェックしておくと良いだろう。

(Phile-web編集部)

関連記事