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<CEATEC2007:NEC>独自のホームネットワーク技術は来年モデルに搭載予定

2007/10/03
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NECのブースでは、昨日プレス発表された(関連記事)ホームサーバー技術に注目が集まる。

新たに開発された技術は3つ。PCの遠隔操作や、家庭内での映像配信など、AVを楽しむ用途にも役立つ最新の技術だ。


PC(左)のディスプレイ表示を専用端末で操作するデモ。動画表示ももちろん可能だ

リモートスクリーンを行うためのPCボード。これを搭載したPCが来年には発売される

リモートスクリーンの概要図
「リモートスクリーンテクノロジ」は、簡単に言うと、自宅にあるPCのディスプレイ表示をそのまま外出先で見ることができる技術。ディスプレイ出力信号をNEC独自の圧縮方法により圧縮し、既存のネットワークを介して対応端末で受信し表示、操作するというものだ。高い処理速度を持たないモバイル機でも、PCの性能をそのまま利用できるという点が特徴だ。

本ネットワークを構築することで、端末側からPCの電源のON/OFFを行うことも可能。映像信号とともに音声信号も同時に送信することができるため、PC内の音楽データを外出先で再生するといったことも可能となる。


レコーダー兼サーバー(左)内の映像をLAN経由で配信するデモ

マルチレコードキャストの概要図
「マルチレコードキャストテクノロジ」はHDDレコーダーの新技術で、デジタル放送の2番組録画と2番組配信を同時に行うことができる。HDD高速アクセス技術と配信処理専用LSIの組み合わせにより実現したという。配信はLANなど既存のネットワークを想定したもので、家庭内の各部屋で、自由に映像アーカイブを楽しむことができるようになる。

「ハイリライアブルデザイン」は、PCを録画機として利用する際に、PC部とレコーダー部を分離して処理することで、安定性を高める技術。レコーダー部を24時間監視し、異常が発生した場合に自動復旧を行うことなどが可能となっている。

同社は、上記の技術を採用した製品を2008年前半までに商品化する予定だという。


(Phile-web編集部)

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