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<HTP編集長・川嶋のCEDIAレポート>SpeakerCraftからもインストールソリューション続々登場!

2007/09/09
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埋め込みスピーカーのリーディングカンパニーとして知られるSpeakerCraftから、さまざまなカスタムインストールソリューションが登場した。


ユニットが独特のデザインの「AIM WIDE」。もう間もなく日本に登場する予定だ
まずあまりにも多くの新製品が登場した埋め込みスピーカーから見ていこう。現在発売中の『ホームシアターファイル』10月号で既報の「AIM CINEMA」、「AIM WIDE」、「AIM CINEMA DIPOLE」などのAIMシリーズの最新作。AIMシリーズのフラグシップモデルである「AIM CINEMA」はウーファーを2つ重ねた上に、さらにウーファー2発を稼動型のバッフル上に置き、その間にドーム型トゥイーターをはさむ。また、インシーリングとして一般に受け入れられやすいタイプの「AIM WIDE」は、ウーファーの同軸上に中音域再生用のウーファー2つと高域再生用トゥイーターをそれぞれ互いに70度の角度で外側に向けられている。

ここまでは『ホームシアターファイル』誌で既に記事化し、また次号にて詳細をお伝えする予定だが、このほかにも多数の埋め込みスピーカーがラインアップされていた。

まず、隠し玉第一弾はULTRA SLIM。なんと奥行きが5センチと信じがたいほど薄い。中低域を出すために、ウーファーを2つ、ミッドレンジを2つと設けている。この製品は来年の3月に発売予定とのこと。

ULTRA SLIM。薄型で容積があまりとれないため、ウーファーとミッドレンジを2発採用することで中低域を確保している

名前どおり奥行きが50ミリと超薄型

また、埋め込み設置が困難なコーナー用として、MDUというスピーカーが新たに登場。マウントが一体となったスピーカーであり、角度は可変式。コンパクトで柔らかいラインが印象的だ。もうひとつおもしろいのがTIME UPというスピーカー。埋め込みタイプなのだが、リモコンで中身が外に出てくるのである。

MDU。マウントもケーブルも一体化した新しいスタイルのコンパクトスピーカー

TIME UP

リモコンのボタンをひとつ押すと、スルスルっと中身が出てくる。日本導入は未定とのこと

さて、こうした埋め込みスピーカーが多数用意されていたが、実はSpeakerCraftの今年最大の話題は別にあった。「NEAT8」というラインアップである。写真を見ていただくとわかると思うが、フレームがないのである。埋め込みスピーカーは確かに空間に溶け込むものだが、スピーカーのまわりにはフレームが付いていた。これは埋め込みという構造上仕方ないものだったが、この「NEAT8」シリーズでは、フレームが消えているのだ。構造を工夫した結果とのこと。詳細は『ホームシアターファイル』次号で紹介したい。

NEAT8。SpeakerCraftの今年のCEDIAの目玉はこれだ

埋め込みスピーカーのフレームを消し去っている

ここまで来れば、完全に壁や天井にスピーカーは同化する!

スピーカー以外のソリューションでは、MODE FREEという新しいキーパッドが紹介されていた。これは取り外し可能なキーパッドであり、データをWiFiで飛ばすことが可能である。持ち運びが自由であり、必ずしも壁掛けにしなくても良く、ホルダーに設置してもかまわない。iPodのメタデータをそのままディスプレイに反映することが可能である。これは来年の発売だという。

MODE FREE

iPodのメタデータを液晶ディスプレイに映し出せたり、感覚的な操作が可能なので初めて接する人がすぐに操作を覚えることができるなど、さまざまな工夫に富んだコントローラー

以上、急ぎ足でSpeakerCraftの新製品を見てきたが、『ホームシアターファイル』誌ではSpeakerCraftのカスタムソリューションを綿密に追っていくので、詳報はお待ちいただきたい。

(ホームシアターファイル編集部・川嶋)

[CEDIA2007REPORT]

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