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NECエレクトロニクス、日米のハイビジョン規格に準拠したテレビ用システムLSIを開発

2007/06/04
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EMMA2TH
NECエレクトロニクス(株)は、デジタルテレビ放送の再生に必要な機能などを1チップ上に集積したシステムLSI「EMMA2TH」を開発。6月4日よりサンプル出荷を開始した。

EMMA2THは、従来の「EMMA2HL」が持っているメインCPU及び、システム制御CPUに加え、新たに音声データ処理を専用とするCPUを2つ追加。これにより、臨場感溢れる音響効果やクリアな音声再生を実現しているという。さらに、従来は音声処理を行っていたメインCPUが画像系の処理に特化出来るため、ハイビジョン放送およびインターネットのビデオストリーミング配信などの各種メニューに対し、“家庭用ゲーム機のように使い勝手の良い操作性”を実現したテレビのシステムを容易に構築できるという。

また画質調整回路を内蔵した結果、画像の明るさやコントラスト調整及び、特別な色を強調する特色補正をきめ細かく実現することができるようになる。

さらにEMMA2THは、ARIB(社団法人電波産業会)で定められている日本のNTSCの他、北米で標準とされているATSCといったハイビジョン放送規格にも準拠。動画信号を同時に複数伸張するマルチデコード機能を実現しており、BS/CS/地上デジタル放送を同時に2放送受信することが可能だ。

(Phile-web編集部)

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