パイオニア、1080/24p出力＆ドルビーTrueHDに対応したBDプレーヤーを発売

パイオニア（株）は、同社国内初のBlu-ray Discプレーヤー「BDP-LX70」を6月下旬より発売する。価格は170,000円（税込）。

BD-ROMの再生に対応したBDプレーヤー。CDや各種DVDの再生に対応するが、BD-R/-REの再生には対応しない。先日PIONEER EUROPEが発表した機種（関連ニュース）の国内仕様モデルで、1080/24p映像出力への対応やドルビーTrueHDデコーダーの搭載が大きな特徴だ。HDMI出力はバージョン1.2a。

本機は、BD-ROMに収録された24コマ/秒のフルHD映像をそのまま出力できる1080/24p出力モードを搭載。24コマ/秒の映像を60コマ/秒に変換（2-3プルダウン）して出力するこれまでのプレーヤーと違い、ソースの情報をそのまま出力することが可能なため、各コマを等間隔に表示し、スムーズな動画再生を実現する。同モードで出力する場合、同信号の入力に対応したテレビやプロジェクターが必要となる。なお、同社のPDP-5000EXをはじめとする72Hz駆動（24×3）に対応するプラズマテレビとの組み合わせにより、高品位な1080/24p映像を表示することが可能だ。

また映像出力モードは、480i/480p/720p/1080i(60)/1080p(60)に切り換えることも可能。切り替えは本体前面のボタンやリモコンのボタンで行うことができる。また、720p/1080i/1080pへのアップコンバート出力にも対応する。

音声は、ドルビーデジタルプラスやドルビーTrueHD、DTS-HDなどの次世代フォーマットのデコードに対応。ドルビーデジタルプラス/ドルビーTrueHDはLPCMに変換しHDMIからのみ出力が可能。またDTS-HDはコア部のみデコードし出力するかたちとなる。音声出力端子は、HDMIのほか同軸デジタル、光デジタル、アナログ5.1ch、アナログ2chを用意している。

また本機は、DLNA規格に対応したネットワーク機能「Home Media Gallery」を搭載。LANネットワークに接続することで、同規格に対応したPCに保存したコンテンツを再生することが可能だ。再生可能ファイルは、MPEG1/MPEG2/WMVの動画ファイル、MP3/WMA/WAVの音楽ファイル、JPEG/PNG/GIFの静止画ファイルで、MPEG2/WMVについてはハイビジョンコンテンツに、WMAについては5.1chコンテンツにも対応する。

オーディオ回路部には、全チャンネルにバーブラウン製DAC「PCM1738」を搭載。左右対称のサーキットパターンを採用することで高いチャンネルセパレーションを実現しているという。

筐体内部は、機械的強度、電磁波ノイズ、信号経路などを考慮した最適な配置を行っているほか、安定性を高めるため本体底面に「ダブルレイヤードシャーシ」を採用している。


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（Phile-web編集部）