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Senka21「2007業界展望」メーカーアンケート − 富士フイルムイメージング編

2007/01/09
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目で見たままをカンタン・キレイに撮影するためにFinePixはさらに進化していく


富士フイルムイメージング(株)
執行役員 ファインピックス営業部長 小島正彦氏


−市場を取り巻く環境が日々、激しく変化していく中で、迎えた2007年は、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観において、どのような変化があると考えるか。

04年時点の弊社調査では、お客様がデジタルカメラを使用される上で、「ブレる」「暗いところでキレイに撮れない」といった不満が多くの声として存在していた。そのような中、「目でみたままを、美しい1枚の写真にできる」デジタルカメラを目指し、05年春に高感度ISO1600での撮影を可能にする「FinePix F10」を発売。以降、「手ブレしてしまう」「動きのある被写体がうまく撮れない」「室内で暗く写ったり、フラッシュで雰囲気が台無し」などのお客様の声を解決するソリューションの1つとして、従来のデジタルカメラが苦手としていた「高感度化」を、低ノイズ・高解像度と両立させ、業界で先行して実現してきた。

さらに06年には、「高感度・高画質」を支える新たな機能を拡充。被写体の位置や明るさをインテリジェントに判断し、フラッシュの発光量を自動制御する「iフラッシュ」や、フラッシュあり・なしを2枚同時に撮影・保存する「高感度2枚撮り」など、お客様がカンタンに思いのままの撮影を実現できる機能の搭載により、写真を撮る楽しみを広げるお手伝いをしてきた。

06年の弊社調査では、お客様の「ブレ」や「暗所画質」に対する満足度は大幅に向上している。そして07年は、サイズや画素数といったスペックは飽和を迎えつつあり、今後はより簡単にキレイな写真が撮れる(オートで自在に撮れる)カメラとしての機能や操作性が重視されてくるものと思う。

−2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。

弊社デジタルカメラは、「スーパーCCDハニカムSR Pro」を搭載した本格一眼レフ「FinePixS5Pro」をはじめ、広角28mm〜望遠300mmズームレンズを搭載したレンズ一体型ネオ一眼「FinePix S9100/S6000f d」、超高感度と高画質を両立したスタイリッシュな「FinePix F31fd/Z5f d」、そして手軽なエントリーモデルのAシリーズまで、フルラインナップを用意している。そして06年秋から、弊社ならではの顔検出機能「顔キレイナビ」を搭載した。

「ブレ」を解決した後に、注目した点は「撮りたいものにピントが合わない」というお客様の声。弊社は長年の調査から、被写体の約7割は人物であると考えている。長年にわたり写真分野で培ってきたデジタル画像技術を結集した「Image IntelligenceTM」技術を活用し、人物の顔を瞬時に検出、最適なピントとあかるさに自動調整する「顔キレイナビ」を新機能として誕生させた。これにより、シャッターを押すだけで、人物をカンタン・キレイに撮ることができ、お客様の満足度はさらに向上する。

高感度・高画質の両立、高感度を活かした独自機能、新機能「顔キレイナビ」。全てはお客様が「目で見たままをカンタン、キレイに撮影できる」デジタルカメラを目指して、美しい写真のために、これからもFinePix は進化していく。

(Senka21編集部)

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