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マクセル、追記型DVDの生産拠点を海外へ移転 − 戦略的生産委託「スーパーODM」を展開

公開日 2006/10/17 17:58
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日立マクセル(株)は、来春完成を目処に追記型DVDの生産拠点を海外に移すことを明らかにした。同社は今回の移転により、戦略的生産委託「スーパーODM」を開始し、新中期経営戦略のアクションプランに掲げる「基幹事業の再構築と新展開」として光ディスクの構造改革を行う。

同社はこれまでにも海外向け製品に関しては、生産委託による供給に切り替えるなど事業の構造改革を進めてきた。今回、より一層の構造改革を進めることを目的に、茨城県の筑波事業所にて製造している国内向け追記型DVDの生産ラインの大半を、海外のパートナーメーカーに移転し、「スーパーODM(Original Design Manufacturing)」と名付けた新しい生産委託体制をスタートさせる。

本プランでは、筑波事業所で作り上げた独自の品質管理、および生産管理を全面導入するとともに、マクセルの技術による生産ラインと生産プロセスを用いて、追記型DVDの生産を行うこととなる。同社は、これによって現在市場で高い評価を獲得している製品と、同レベルの製品を市場供給できるようになるとしている。

今後、筑波事業所は「AD(アドバンスドディスク)テクノロジーセンター」として位置づけられ、青色レーザー対応光ディスクや書換型DVD、追記型DVDの先端製品などの開発と生産に特化していく。また、グローバル市場におけるマクセルブランド光メディアのサポートを行う「マザー工場」としての機能を充実させていく。

【問い合わせ先】
日立マクセル
TEL/03-5213-3522

(Phile-web編集部)

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