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ZMP、音楽再生ロボ「miuro」の音質をケンウッドショールームでアピール

公開日 2006/09/11 16:44
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miuro(イエロー)
(株)ゼットエムピーが先日発表した音楽再生ロボット「miuro(ミューロ)」(関連ニュース)。ケンウッドの高音質技術を搭載し、音楽再生機器として高い性能を備えているというのはお伝えしたとおり。


3つのオーディオ機能を装備
同社は先週末、東京丸の内にあるケンウッドのショールーム「ケンウッド スクエア丸の内」において、一般・マスコミを対象にした実演・展示イベントを開催し、改めて製品のアピールを行った。

同社はこれまで、2足歩行ロボットなどをつくってきた企業で、05年4月に「nuvo」という一般向けの2足歩行ロボットを発売。その後、より生活に密着したライフスタイルの一部になるような製品を開発すべく、「音楽」というアプリケーションを取り入れたmiuroの開発を開始したのだという。音楽再生に関するノウハウを持たない同社は、ミュージックプレーヤー部分の開発をケンウッドに依頼し、今回のコラボレーションが実現した。

miuroは大きく分けて3つの音楽再生機能を搭載している。一つはiPod再生機能で、Dock端子に接続したiPodをmiuroのリモコンで操作し、曲の検索・再生を行うことが可能だ。miuro本体前面のディスプレイを見ながら任意の曲を簡単に再生することができる。またステレオミニジャックを装備しており、iPod以外のDAPを接続して音楽を楽しむことも可能だ。

iPod用DockはiPodの厚さにあわせて上下する機構を採用

iPod nano を装着したところ

付属のリモコンで全ての操作が可能だ

もう一つはインターネットラジオの再生機能。miuroは無線LAN機能を搭載しているので、家庭内に無線LAN機能が整っていれば、いつでもインターネットラジオを受信し再生することが可能だ。

最後はPC内のコンテンツの再生機能。こちらも無線LANを使うことで、iTunesやWindows Media Playerのライブラリ内の曲を検索し、自由に再生することができる。

スピーカーは、車輪の両脇に装備。ケンウッドの“音質マイスター”早川純一氏が音決めを担当した。2ウェイ2スピーカーシステムを採用しており、半円形のエンクロージャーの底にはバスレフポートも搭載している。80mmウーファー、25mmソフトドーム・トゥイーターにはそれぞれにアンプを用意。ケンウッドの説明員によれば「コストパフォーマンスを追求するタイプの製品ではないので、音質を優先し、アンプを贅沢に使うことができた」という。また、プラスチック製のエンクロージャーは二重壁のシェル構造とすることで振動と共振を効果的にカットし、プラスチック特有の音にならないよう、最適なチューニングを施しているという。

ウーファーは真横、トゥイーターは斜め上を向いている

エンクロージャーの底にはバスレフポートを装備

床に置いて使用することの多いmiuroは、耳の高さまで音場を持ち上げる「フロアモード」を搭載。また、テーブルなどに置いて使用する場合の「テーブルモード」も用意。これらはダイマジック社の「UPHONY」技術によりチューニングを施しているという。

【問い合わせ先】
(株)ゼットエムピー
お客様ご相談センター
TEL/050-5509-7410

(Phile-web編集部)

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