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<IFA2006:TI(1)>DLP採用フロントプロジェクターをエントリーからハイエンドまで充実展示

公開日 2006/09/03 00:05
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テキサス・インスツルメンツ(TI)は、欧州のコンシュマーマーケットに向けた、DLPテクノロジーにフォーカスした展示を行った。まずはフロント・プロジェクター商品群。TIでは価格レンジを中心に4つのカテゴリーに分類している。まずは1080p Darkchip3を採用したシャープやマランツを始めとした、ハイエンドモデル商品。最新モデルSim2の「D-80」がブース内のシアタールームでデモされていた。1080pで約10,000ユーロ(150万円前後) 。


TIブース正面。DLP採用のプロジェクション商品が数多く展示された

TIブース。DLPとブリリアントカラー技術を大きくアピールした
次はミドルレンジ商品群。三菱電機のHC3100などのWXGAのDarkchip3を採用したものなどで、コントラスト比は4,500対1。ちょうどTIブースの前に三菱電機ブースがあり、そこでデモを見ることもできる。


三菱電機ブースのDLP採用商品ラインナップ。一番奥がHC3100

720p解像度のバリュープロダクト群

acerの999ユーロプロジェクター
そしてバリュープロダクト商品といわれる720p解像度の廉価商品群である。三菱電機、オプトマなどのほか、実際に投写されていたのはacerのモデルで、999ユーロ(15万円前後)というから、ハイエンドモデルの10分の1というレンジの広さである。

そして注目は第4のカテゴリーで、東芝ブースのレポートでも登場した「ET20」などのコンパクトプロジェクター。DVD内蔵で480p(854×480)解像度、コントラスト比2000対1、1200ルーメンという仕様だ。超短焦点レンズで100cm〜3mの投写が可能で、発売したばかりで1590ユーロ(23万円前後)。テキサス・インスツルメンツ(株) のDLP事業部長のピーター・ヴァン・ケッセル氏は「コンパクトで短焦点なので設置性が高く、DVD内蔵なので誰でも簡単にホームシアターを始められます。しかもDLP技術で明るく色表現も広い」と紹介された。(つづく)

東芝のET20を紹介されるピーター・ヴァン・ケッセル氏

DVDトレイはスロットイン方式である。実にコンパクト

(AVレビュー編集部・永井)

[IFA2006REPORT]

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