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<IFA2006レポート:東芝(2)>DVD一体型ホームプロジェクターを試写

2006/09/02
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東芝はDVD一体型のホームプロジェクター新製品を専用試写室に展示し、力のこもったデモを行っている。また未来志向の試作製品や技術の展示コーナーや、音声認識ロボットのデモも設けられた。

■DVD一体型DLPプロジェクター「ET20」


DVDプレーヤー一体型プロジェクター「ET20」

プレーヤーを省略した超短焦点プロジェクター「ET10」

HD DVDドライブ搭載のノートPCとのデモ展示も行う
「ET20」は本体に超短焦点レンズを搭載したDVDプレーヤー一体型のDLPプロジェクター。欧州では既に販売が開始されており、価格は1,599ユーロ。パネル解像度は854×480画素。映像回路にはシリコン・オプティクス社のHQV(Hollywood Quality Video)テクノロジーを搭載したデバイスを採用しており、高精細な映像再現を可能にしている点が特徴だ。HDMI端子1系統のほかにも、コンポーネント色差やPC入力など豊富な接続端子を揃える。本機からDVDプレーヤーを省略した「ET10」も1,399ユーロで販売されている。


LEDを光源に採用するFF1

FF1のデモ展示

ホームシアター用DLPプロジェクター「MT700」
このほかにもプロジェクター視聴室では、光源にLEDを採用した超コンパクトサイズのデータプロジェクター「FF1」や、720p対応のホームシアター用DLPプロジェクター「MT700」もデモを行っていた。

■未来の技術展示コーナーに並ぶコンセプトモデル


モバイルビュワーのプロトタイプ

Bluetooth搭載ワイヤレスヘッドホン

デジタルオーディオプレーヤーのプロトタイプ
東芝の未来に向けた技術や製品のコンセプトを紹介する展示コーナーには、Bluetooth機能を使ったワイヤレスタイプのヘッドホンをはじめ、モバイルビューワーやペンタイプのデジタルオーディオプレーヤーなどが展示されている。

■音声認識ロボット「アプリアルファ」も大人気


音声認識ロボット「アプリアルファ」

音声の指示に従って、テレビのON/OFFや部屋の明かりを点けたりすることができる
こちらは東芝が2001年頃より開発を続ける音声認識ロボット「アプリアルファ」の展示。人間の音声による指示を「聴く能力」を従来機よりさらに高めたことにより、連続して6人までの指示を次々と認識して対応することができるという。

ロボットが受け付ける指示には「こちらを向いて」等の操作系から、「部屋の照明を点けて」「テレビを点けて」といった家電との連動機能、さらにはWebとつなぐことで天気予報やニュースを教えてもらう等、情報サービスとの連動機能がある。本機は、日本国内においては幾つかの専門展示会に出展されたことがあるが、欧州では今回のイベントが初めてのお披露目の機会となったそうだ。日本語のほかに、ドイツ語、英語の音声認識に対応させている。今後はBluetoothを用いた通信機能を強化し、様々な家庭内の情報家電との連携を拡大させ、近い将来に実用的なかたちで商品化へ結び付けていく予定だという。

【番外編】現地展示説明員に訊く:東芝の魅力を教えてください

日本で開催されるコンシューマー・エレクトロニクスショー同様、IFA会場には各ブランドの商品や技術の魅力を説明してくれるドイツ人のスタッフが控えている。今回は東芝ブースの展示説明員より、Karin Nadlerさんに同社の魅力を伺ってみることにした。


東芝ブースの展示説明員 Karin Nadlerさん
Q:「TOSHIBA」はドイツでも人気の高いブランドですか?
A:もちろん、ドイツでも「TOSHIBA」は大変有名なブランドです。

Q:東芝の商品として特に知名度が高いのはどの商品なのでしょうか
A:東芝は2000年頃から特に、ホームエンターテインメント機器のブランドとしても注目度が高ってきました。現在は液晶テレビが最も人気の高い商品として、ドイツにも親しまれていると思います。

Q:あなたが今、一つ東芝の製品を買うとしたらどんな製品が欲しいと思いますか?
A:そうですね。ドイツではまだ残念ながら発表されていないのですが、録画機能付きのREGZAがあったら欲しいですね。最近は特に仕事が忙しくて、家でテレビを見る機会が少なくなってしまいましたので。きっと私だけでなく、多くのドイツ人のライフスタイルが少しずつ変わり始めているので、テレビを録画して見る人もこれから増えてくるんじゃないでしょうか。

(Phile-web編集部・山本)

[IFA2006REPORT]

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